あらすじ希望は、どんなに遠くを見渡しても見つからない。なぜならそれはいつも、手の中から生まれるものだから。エラの復讐の標的、クラウストルム修道会総長・エーデルガルト。加速する総長の野心はついにバチカンにまで手を伸ばした。この修道院の中で幻覚を見せるクスリ漬けの食事を摂らずに冬を越そうとするエラと同志たちは、修道会への反逆を隠し生き延びるための策を練るが…!?
これすごい面白かったです。 16世紀ローマ、魔女狩りによって親を亡くした、「魔女の子」を集めた修道院が舞台。 「魔女狩り」と「修道院」というワード自体すごい魅力的でつい手にとってしまったけど読んで良かった~。閉ざされた空間での秘密めいた雰囲気とか、とても素敵でした。あと主人公のぶれない強さとか女の友情も。 復讐劇だけど、感情的にならず頭を使って冷静に動くのが呼んでいて楽しめるところです。やるときはやるのも潔くて好感がもてます。