あらすじ

一族が斎藤道三によって滅ぼされた後、放浪の身となった明智光秀。諸国漂白の旅の中訪れた高山城で、光秀は城主の一人娘、明姫と恋に落ちる。しかし時は戦国、婚姻が政争の具であった時代。明姫は甲賀・和田家の友房との婚姻が決まっていたのだった…。小島剛夕の戦国ミステリーが40年の時を越え、ここに甦る!
戦国風忍伝 1巻

一族が斎藤道三によって滅ぼされた後、放浪の身となった明智光秀。諸国漂白の旅の中訪れた高山城で、光秀は城主の一人娘、明姫と恋に落ちる。しかし時は戦国、婚姻が政争の具であった時代。明姫は甲賀・和田家の友房との婚姻が決まっていたのだった…。小島剛夕の戦国ミステリーが40年の時を越え、ここに甦る!

戦国風忍伝 2巻

明姫の子・高山右近は、より深く耶蘇教(キリスト教)を学ぶため、織田信長によって建立された京都・南蛮寺にてオルガンチノ師の薫陶を受けていた。そこで出会ったある女性……その女性こそ、光秀の娘・珠姫。異母兄妹であることを知らず惹かれあうふたりだったが。運命の歯車は残酷な音を立てて回り始める。右近の双子の兄・千太郎が、ふたりの、そして自らの父である光秀を「仇」としてつけ狙っていたのだった。