「遣り手婆」に転生、特殊ギフトなし

店長を務めるスーパー?にいる、めんどくさいパートのおばちゃん鈴木。 今日も迷惑かけられ、夜のレジ精算はお金が合わず、深夜におよび‥これはきっと鈴木のせいだ。 冒頭から、なんだか大変そうな27歳会社員女性。 レジの締めが合わないと嘆いていたら、何故か遊びかけていたスマホゲーム(乙女ゲー)の世界へ転移。 そして、サブキャラクター「遣り手(やりて)」になっていた。 「遣り手」はしばしば性格がきつかったり、拝金主義だったり、おばちゃんだったり、おばあちゃんだったり、そんなキャラクターとして描かれる遊郭の遊女管理をする女性。いわゆる遣り手婆。 この作品では、見た目はパートのおばちゃん・鈴木にそっくり。 そう、主人公がきれいめの女性から、小太り、人相悪そうな顔つきをした年齢不詳・江戸時代あたりの女性へ大変身! 乙女ゲームの世界なのでイケメンイケジョだらけの中、漫画の中に描かれる主人公は、疲れたおばちゃん・悲しむおばちゃん・奮起するおばちゃん。 そして本来の遣り手婆が行っていた、主人公には心当たりない罪を咎められ、大ピンチ! 遣り手婆として、あまり良くない思いをする主人公を憐れむストーリーかと思いきや、途中からガラッと変わります。 話数が足りず、畳み掛けたのねというレベルで広げた風呂敷を閉じて閉じて閉じて、サクサクサクッと話は進み、衝撃の展開へ。 掲載された漫画アプリ「GANMA!」では最終回のあと、アフターストーリー後を描いて!との感想が続出。 さすが、乙女ゲーの世界へ行ってしまった主人公の物語。 ファンディスクの希望が出るとは。 「みにくい遊郭の子」がおもしろかったので、ネタ路線かなと思いつつ読んだら、こちらもおもしろかったです。

ゆゆゆ
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