参考書出版社「いぶき社」では、うるしや福山も参加する勉強会「しをり会」が「社内横断企画室」を発足させ、新しいロングセラーを作ろうと計画。しかし、その決定権を握る編集局長の柊に、せっかくの企画をボツにされてしまう。出直しを図る「しをり会」の面々。まずは参考書に関わる人の考えをもっと聞いて、本当に必要とされている参考書が何なのかを探ろうと、うるしたちは参考書著者へ会いに行く。そこで知ったのは著者の思いの丈だった…。この8巻では、「就活に効く参考書」「タイパのいい参考書」「漢文マスター術」など即効性のあるエピソードが満載。参考書を書く人、作る人、読む人。あらゆる側面から参考書の魅力を描く、お役立ちお仕事漫画の決定版!
受験をしようと決めたとき、姉の知り合いのなんかすごい人に、参考書の使い方から説明をされた。 適当に始めようとしていたら、本作に出ている福山さんのように、「はじめに」から読みなさいと言われた。 そこから学習計画の建て方云々。 第一話で福山さんが話していた通りのことを言われた。 役に立っていないと思っていた、過去に通っていた塾によるブーストは偉大だったと気づかされた。 あの頃、もう浮上しないと思っていた学力は、ご指導のおかげで無事浮上。 あそこで自力での学び方を教わっていなかったら、やっぱり入学後にまた、勉強についていけなくなっていたと思う。 そう考えると、学習参考書をテーマにしているので子供向けに見えるが、親世代から勉強の仕方を教育し直す漫画なのかもしれない。 勉強は自分から進んで計画的にやらなきゃ身につかない。 そういえば、昔DMチラシ漫画にあった「これ、◯◯ゼミでやったところだ!」って詰まるところ、教科書準拠品のような内容だったということだよなぁ。 そりゃあ、ちゃんとやれば点数が取れるはずだよなあと、福山さんの説明に納得してしまった。