あらすじ
毎朝満員電車で揉まれるサラリーマン。いつも忙しそうな専業主婦。すべてにガンコな社長さん。マジメがとりえの高校生……。フツーに暮らすフツーの人々の、ちょっとばかりフツーじゃないストーリー。『ささめきこと』のいけだたかしが贈る、ココロに響く物語の数々をお楽しみ下さい。
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毎朝満員電車で揉まれるサラリーマン。いつも忙しそうな専業主婦。すべてにガンコな社長さん。マジメがとりえの高校生……。フツーに暮らすフツーの人々の、ちょっとばかりフツーじゃないストーリー。『ささめきこと』のいけだたかしが贈る、ココロに響く物語の数々をお楽しみ下さい。
毎朝満員電車で揉まれるサラリーマン。いつも忙しそうな専業主婦。すべてにガンコな社長さん。マジメがとりえの高校生……。フツーに暮らすフツーの人々の、ちょっとばかりフツーじゃないストーリー。『ささめきこと』のいけだたかしが贈る、ココロに響く物語の数々をお楽しみ下さい。
百合を描いても男色を描いても日常を描いても、一筋縄ではいかない複雑さとままならなさを描く、いかだたかし先生。この最初期の短編集でもそれはしっかり味わえます。 短編の一編一編がやたら多彩。鮮烈な物もあればジトッとした恐ろしい物もある。一人の作家がこんなにも色々見せてくれるのか……と驚き。 その中でも、女性のトキメキとは遠い本音が見られる作品は『34歳無職さん』に通じるし、男性の気持ち悪い欲望のある作品は『時計仕掛けの姉』に通じたりしますが、絵柄の繊細さはビッグコミック系のベテランと紹介されても違和感ないかも。 『ささめきこと』みたいな感じとはだいぶ違いますが、この作家さんの持つ複雑さへの眼差しと引き込まれるストーリーテリングの為に、読んでみて欲しい短編集です。