あらすじオレの名は乾十三。あの大戦を経て、「拡張者」と呼ばれる身体機能拡張処理を施した者達が溢れるこの街で、オレは拡張者達に関する問題を「処理」する稼業を生業にしている──。 反拡張技術を掲げるテロ組織に拉致された身内を救出に向かう十三の前に立ちはだかった男、ヴィクター・シュタインベルグ。「拡張者の天敵」として畏れられる彼はメアリーが行方を追い続けていた実兄であり、大戦中、十三の専属技師を務めていた旧友だった。時を経て、再び3人の因縁が交錯する!
サイボーグ技術などを駆使した近未来の大戦により荒んだ世界で、タバコと銃が似合う(というか頭が銃そのもの)オジサンが活躍するハードボイルドSF。大塚明夫とかの声が似あいそうです!「オレの名は乾十三」ってモノローグがいちいち入るのもイイですねw はじめの章からいきなりディストピア感満載でいい雰囲気です。見慣れてくると銃頭も愛嬌たっぷりで可愛い。化け物じみた見た目なのに誰よりも人間臭い主人公です。