あらすじオレの名は乾十三。あの大戦を経て、「拡張者」と呼ばれる身体機能拡張処理を施した者達が溢れるこの街で、オレは拡張者達に関する問題を「処理」する稼業を生業にしている──。 鉄朗を脅して十三を操ろうと画策していたテロ組織・スピッツベルゲン。その首魁は拡張技術の基礎理論を構築し、拡張者を生み出したアンディ・ウォシャウスキー博士、その人であった。さらに十三の力を狙うベリューレン社お抱えの処理屋ペッパーとガンスレイブユニット・セブンも現れる。生みの親と同型機、立ちはだかる強敵に十三は…?
サイボーグ技術などを駆使した近未来の大戦により荒んだ世界で、タバコと銃が似合う(というか頭が銃そのもの)オジサンが活躍するハードボイルドSF。大塚明夫とかの声が似あいそうです!「オレの名は乾十三」ってモノローグがいちいち入るのもイイですねw はじめの章からいきなりディストピア感満載でいい雰囲気です。見慣れてくると銃頭も愛嬌たっぷりで可愛い。化け物じみた見た目なのに誰よりも人間臭い主人公です。