いきなりのストーカーの影におびえるわたしは、職場の女友達に変わったサービスを紹介される。それは、彼氏がいない人のためにニセカレをレンタルするというものだった。果たして派遣されたニセカレは、モデルのようなイケメンだった。ストーカーに見せつけるためと称してデートをくりかえすうちに、彼はどんどんわたしの心と体に入りこんできた。そしてレンタル期間が終わろうとするころには、ニセカレが本物の彼に思えるようになっていた。偽装恋愛と真の恋愛の間で心がゆれるところへ、ストーカーからニセカレと対決する最後通牒が届く…