あらすじ遂に開幕したセ・パ両リーグ。注目を集める中鉄ベアーズは開幕から8連敗を喫し、岸田オーナーの怒りは頂点に達していた。そんな折、岸田の愛人問題がスポーツ紙にすっぱ抜かれてしまう。そのネタ元は、元ベアーズの主軸で、岸田によってクビを切られた河本。事を早急に収めたい岸田は乱暴な手段に出るのだが…。河本、岸田、スポーツマスコミの泥試合が行き着く先は?
1980年代の野球界がベースになっていると思われる劇画でスポーツ記者を中心に話が進んでいく。 身売りに出された球団を鉄道事業を行なっている会社が買収し球団経営に乗り出したり、新聞事業を行なっている会社がオーナーの「球界の盟主」と言われている球団があったりと、なんとなくわかりやすい内容になっている。球団のオーナー同士に確執や、ドラフトで色々あり米国への野球留学をしたピッチャーの存在などもありすごい楽しめた。 俺の好きな牛次郎/影丸譲也なので安心感はあったし、あらすじに書いている通りのプロ野球を「球団経営」という視点から描いた異色作だと思う。 ただ急な終わり方をしているのが残念だった