あらすじ

心優しき無頼漢であった若き日の「遠山の金さん」が、次々と難事件を解決していく活躍を描いた痛快娯楽時代劇。格式ある武家の生まれでありながら、義理の兄弟に家督を譲るため無頼の徒となった遠山金四郎(とおやま・きんしろう)。美少女目明し・琴音(ことね)を手伝いながら、事件を解決するごとに桜の花びらを一枚彫る金四郎の背中が満開の桜吹雪となるのはいつなのか?
金四郎無頼桜(1)

心優しき無頼漢であった若き日の「遠山の金さん」が、次々と難事件を解決していく活躍を描いた痛快娯楽時代劇。格式ある武家の生まれでありながら、義理の兄弟に家督を譲るため無頼の徒となった遠山金四郎(とおやま・きんしろう)。美少女目明し・琴音(ことね)を手伝いながら、事件を解決するごとに桜の花びらを一枚彫る金四郎の背中が満開の桜吹雪となるのはいつなのか?

金四郎無頼桜(2)

道端に苦しむ尼僧・慈庵(じあん)を助けた林耀蔵(はやし・ようぞう)は、彼女のセクシーな誘いに乗ってしまったところを相撲取り・岩ヶ嶽(いわがたけ)に乗り込まれ百両を要求される。百両の用意ができない耀蔵は、遠山金四郎(とおやま・きんしろう)に助けを求める。慈庵を脅し、悪行の限りをつくす岩ヶ嶽に天誅を与えようとする金四郎だったが、岩ヶ嶽の突っ張りにはじき飛ばされてしまい琴音(ことね)までも窮地に……!?

金四郎無頼桜(3)

遠山金四郎(とおやま・きんしろう)の近所に、心優しい医者・良順(りょうじゅん)が引っ越してきた。一方、闇討ちされた夫・光之進(こうのしん)の仇を討つために江戸へやってきた十鶴(とつる)は、旅の疲れと栄養不足で倒れてしまう。良順の診療所へ運ばれる十鶴だったが、良順の額の傷から、彼こそ夫の仇・滝本英次郎(たきもと・えいじろう)であることを知り……!?将来の北町奉行、いれずみ奉行と人気の高い遠山金四郎、その桜吹雪が悪人輩(あくにんばら)の前で舞う完結巻。