あらすじ

グータラな読書家“バーナード嬢”と、その友人たちが図書室で過ごすブンガクな日々――。『山月記』『かいけつゾロリ』『名探偵コナン』『カフカ短篇集』『ゲド戦記』『かもめのジョナサン』……、古今東西あらゆる本への愛と“読書家あるある”に満ちた“名著礼賛ギャグ”、驚嘆の第6巻!
バーナード嬢曰く。

読むとなんだか読書欲が高まる“名著礼賛”ギャグ!本を読まずに読んだコトにしたいグータラ読書家“バーナード嬢”と、読書好きな友人たちが図書室で過ごすブンガクな日々──。『聖書』『平家物語』『銃・病原菌・鉄』『夏への扉』『舟を編む』『フェルマーの最終定理』……古今東西あらゆる本への愛と、「読書家あるある」に満ちた“名著礼賛”ギャグがここに誕生!!

バーナード嬢曰く。 2巻

グータラな読書家“バーナード嬢”と、その友人たちが図書館で過ごすブンガクな日々―。『白鯨』『走れメロス』『怪人二十面相』『屍者の帝国』『雨ニモマケズ』『火花』……、古今東西あらゆる本への愛に満ちた“名著礼賛”ギャグ、堂々の続刊!!

バーナード嬢曰く。 3巻

読まない読書家、ド嬢こと、町田さわ子は、今日も図書室で読書家っぽく振舞ってます! 読書の秋にピッタリ(!?)。本への愛がほとばしる最新第3巻!!

バーナード嬢曰く。 4巻

グータラな読書家“バーナード嬢”と、その友人たちが図書室で過ごすブンガクな日々――。『モモ』『注文の多い料理店』『奇界遺産』『電車男』『君たちはどう生きるか』『渚にて』……、古今東西あらゆる本への愛と“読書家あるある”に満ちた“名著礼賛ギャグ”、刮目の第4巻!

バーナード嬢曰く。(5)【イラスト特典付】

読みたいときに、読みたい本を。グータラな読書家“バーナード嬢”と、その友人たちが図書室で過ごすブンガクな日々――。『三体』『カササギ殺人事件』『ダレン・シャン』『本好きの下克上』『ギネス世界記録』……、古今東西あらゆる本への愛と“読書家あるある”に満ちた“名著礼賛ギャグ”、渇欲の第5巻!

バーナード嬢曰く。(6)【イラスト特典付】

グータラな読書家“バーナード嬢”と、その友人たちが図書室で過ごすブンガクな日々――。『山月記』『かいけつゾロリ』『名探偵コナン』『カフカ短篇集』『ゲド戦記』『かもめのジョナサン』……、古今東西あらゆる本への愛と“読書家あるある”に満ちた“名著礼賛ギャグ”、驚嘆の第6巻!

バーナード嬢曰く。 7巻

干支も一回りする連載12年!! 累計50万部突破!!グータラな読書家“バーナード嬢”と、その友人たちが図書室で過ごすブンガクな日々――。『吾輩は猫である』『ゴールデンスランバー』『奇岩城』『5分間リアル脱出ゲーム』『マーダーボット・ダイアリー』『タイタンの妖女』『千一夜物語』……、古今東西あらゆる本への愛と“読書家あるある”に満ちた“名著礼賛ギャグ”、探求の第7巻!

バーナード嬢曰く。

人は何のために本を読むのか?

バーナード嬢曰く。 施川ユウキ
名無し

僕は本当に長いこと「知的キャラってモテんじゃね?」と思っていました。勘違いです。本当に勘違いでした。なんでこのような勘違いをしてしまったのか、おそらく『幽☆遊☆白書』の蔵馬がみんな悪いように思います。そのような誤った情報に基づいた僕の青春は、それはそれは暗いものでした。読めもしない難しそうな本をこれ見よがしに振り回していたのを思い出すたびに叫びだしたくなります。一番恐ろしいのは、その性質今でも変わっていないことです。家の本棚には綺麗なままの『薔薇の名前』(ウンベルト・エーコ)がささっています(さり気なく書名、著者名をアピールするのもいやらしくてポイント高いですね)。  そんな自意識過剰気味な自称読書家を主題に描かれる『バーナード嬢曰く。』です。図書室の片隅でいつも難しそうな本を読んでいる女子高生。彼女は自分のことを「バーナード嬢って呼んで」と言うような変わった少女です。バーナード嬢(通称:ド嬢)が本を読むのは人前でだけです、自分を読書家キャラに見せたいのです。ド嬢は常に、読まずに通ぶれないかばかりを考えていて、ド嬢のことが気になる遠藤や、SF好きな神林しおりに突っ込まれています。  ド嬢と違って神林しおりは本当にSF好きらしく、一度スイッチが入ってしまうと延々と自身の見解について述べてしまいます。ド嬢が無邪気に「SFって何?」と聞いただけで逆ギレしてしまうのは、さもありなんとしか言いようがありません。  『バーナード嬢曰く。』を読んでいると、一体人は何のために本を読むのか?ということを考えてしまいます。勿論、読みたいから読むのですが、その選択には少しだけ「こうなりたい自分」があるように思います。自分の家の、手にも取らない本の背を見ていると、何もしないで何者かになりたかった自分を再発見します。それはド嬢も一緒です。だから、ド嬢のグダグダな図書室での毎日が楽しく見えるのです。