あらすじ出会う神々に祝福を与えながら、母を求めて煉獄をさまよう吉見正平。しかし、ようやく会えた母から正平は「おろかな神である」と非難され、別れを告げられる。悲しみにくれる正平、そこへ煉獄世界の創造主が現れた。創造主と対峙することで「神」であることを自覚した正平は、現世でなすべきことを悟り、煉獄を後にする。地上に戻った正平は様々な教祖の元を訪れ、数多くの教団を繁栄へと導いた。そして、ついに煉獄昇天のときが来た。正平は大群衆と共に約束の地・桑折へと向かい、すべての人々に祝福をもたらす・・・・・・。
主人公が教祖になる話ですが、超人的な能力がちゃんとあるので怪しい話ではありません。少年時代から正平閣の教祖になるまでは分かりやすくて面白かった。特にイベントに参加したおじいさんの戦争に翻弄された人生を舞いによって昇華するシーンが好きです。煉獄に行ってからは自分の理解を超える話になってしまいましたが、何万人の群衆シーンが毎回あってこれを週刊連載で描いていたと思うと圧倒されます。終わり方にも納得しましたが、礼子と橋本が同時に身籠った子供はどうなるのか気になりました。