あらすじ

浪士組結成。清河八郎(きよかわはちろう)、文に長じ、武に秀で、同志を想い、妻を愛した幕末の姦雄。その才ゆえに、倒幕の気運を、己の命運を、加速させる──。◎十馬(とうま)と斎藤一(さいとうはじめ)が京都へ向かう一方、市(いち)は勝海舟(かつかいしゅう)に会うために江戸へ向かい、過激な攘夷浪人・清河と再会。かつて市が斬りかけた男は、浪士組を結成し近藤勇(こんどういさみ)と京都を目指すという。
ICHI 1巻

幕末最強、女座頭市(ざとういち)、推して参る!!女がいた。両の瞳は光を知らず、夢も希望も無用の身。あるのは唄と冷たい刃。時は幕末、世は動乱。生きるために唄い、生きるために斬る――。◎子母澤寛(しもざわかん)原作の『座頭市』を、女主人公として蘇らせた、綾瀬はるか主演の映画『ICHI』を漫画化!幕末に独り、強くしなやかに生きる瞽女(ごぜ)の旅と、若き志士たちの活躍を描いた時代劇アクション傑作!

ICHI 2巻

一途に、侍。伊庭八郎(いばはちろう)見参!!夢もない、希望もない、哀しい修羅。彼女の名は市(いち)。盲目にして居合の達人。通り名、座頭市(ざとういち)――。仁に厚く、忠に生きる至純の侍。彼の名は伊庭八郎。剣才秘めたる徳川武士。通り名、伊庭の麒麟児(きりんじ)――。幕末がニ人を出会わせた……!◎和宮(かずのみや)皇女降嫁を控え緊迫する時勢、市と相棒・十馬(とうま)の秘密が明らかに!

ICHI(3)

まだ、弱い。土方歳三(ひじかたとしぞう)、沖田総司(おきたそうし)、未だ熟さず。人の域を超えた仮面の剣客――名を十内(とない)。彼の振るう剣はかわす事も受ける事もかなわない。1861年秋、江戸。ニ人の若き狼が十内と相まみえる。土方歳三、沖田総司、いざ、参る!!◎和宮護衛の命を受けていた市(いち)と十馬(とうま)はその任務の最中に、長州藩の刺客と遭遇。それは、十馬と生き別れた兄・十内だった!

ICHI(4)

哀しいほど強い。弱かったから怖かった。弱かったから光をなくした。哀しいよすがといわれても、闇で生きる為、独りで生きる為。必要なのは、強く在ること──。◎十内(とない)との剣戟(けんげき)で折れた刀を修理するため、水戸へ向かう市(いち)。道中、剣の師を墓参する。そこで瞽女(ごぜ)として生きる市の過去が明らかに!師・中村一心斎(いっしんさい)との出会いと剣術の指南が、市を絶望の底から救いだす!

ICHI(5)

士道とは何か。苦悩する斎藤一(さいとうはじめ)。1862年夏、仇を捜すため、己を探すため、東海道から京へと向かう、藤平十馬(ふじひらとうま)と斎藤一。道中二人、生麦村にて日本の窮地に直面す――。◎京を目指す斎藤と十馬は、生麦村で外国人殺害事件に巻き込まれ、横浜の外国人居留地へと連行・軟禁された。日本と諸外国の全面戦争に発展するかもしれない事態に、二人は事実無根の罪を着せられ窮地に……!?

ICHI(6)

浪士組結成。清河八郎(きよかわはちろう)、文に長じ、武に秀で、同志を想い、妻を愛した幕末の姦雄。その才ゆえに、倒幕の気運を、己の命運を、加速させる──。◎十馬(とうま)と斎藤一(さいとうはじめ)が京都へ向かう一方、市(いち)は勝海舟(かつかいしゅう)に会うために江戸へ向かい、過激な攘夷浪人・清河と再会。かつて市が斬りかけた男は、浪士組を結成し近藤勇(こんどういさみ)と京都を目指すという。

ICHI(7)

想いは、絆に。親を殺した修羅が一人。親を殺された修羅が一人。幕末、二人は出会い、いつしか心は、修羅から人へ。拠るべきは、強さではなく、不可侵の絆。市(いち)、十馬(とうま)、邂逅のとき──。◎1863年2月、京都。攘夷浪人・清河八郎(きよかわはちろう)と徳川への忠義を貫く武士・近藤勇(こんどういさみ)の、意地と信念が激突!新選組誕生の瞬間、その渦中にある市は!?市と志士たちの物語、完結!