あらすじ哀しいほど強い。弱かったから怖かった。弱かったから光をなくした。哀しいよすがといわれても、闇で生きる為、独りで生きる為。必要なのは、強く在ること──。◎十内(とない)との剣戟(けんげき)で折れた刀を修理するため、水戸へ向かう市(いち)。道中、剣の師を墓参する。そこで瞽女(ごぜ)として生きる市の過去が明らかに!師・中村一心斎(いっしんさい)との出会いと剣術の指南が、市を絶望の底から救いだす!