あらすじ打ち捨てられた車が道路をふさいでもバイクならどこまでも行ける――。2人の少女が誰もいない朽ち果てた世界をセローで駆け回る話題作、待望の第2巻!ヨーコとアイリの2人は秋葉原を探索したあと、海ほたるに向かう。東京湾アクアラインの川崎側の入口が水没しているため千葉の流山方面を大きく迂回しながら木更津側の入口を目指すのだが……。
表紙買いしました。 普段はそれほど終末世界を旅する系は読まないですが、これは買ってよかったなーと思いました。 主人公の2人以外登場人物はほぼ居らず、食料を探しに入った空き家のなかには、時折り人間の遺体があることも。悲劇的な状況にも見えますが、2人が至って明るく楽しそうに旅をしているのと、実在する場所を旅している(箱根、横浜、ビッグサイトなど)ため軽い旅行気分が味わえます。 主人公2人はかつてお姉さんがSNSにあげていた場所を巡っているのですが、3人の関係は本当の姉妹かどうかは謎。主人公のひとり・アイリは人間かどうかも…微妙。 そういう細かいところや、もしかしたら生きてる人が居るかも?というところで1巻が終わってるのも気になりますが、単純に2人が荒廃した日本をバイクで旅するだけでも十分読み応えがあります。