あらすじクンニリングスとの激闘に巻き込まれ、エネルギー炉が暴走! カタストロフを食い止めるため単身、炉に潜入するケンジ。そこで目撃したのは、この世界の暗い真実だった。絶望に塗りつぶされるケンジの心……だがその時、愛と勇気の相棒・電マが強く輝き、振動する! 『ドリュドリュ!ブンブーーン!!』 電マに導かれた旅、ついに最終章――
まずタイトルを声にだして欲しい。 「異世界を電マだけで生き抜く!!」 電マ?思わず2度見した。そう電マである。 書影の男がもっているの竹刀か?とおもったら、電マである。 あー、なるほど、いつも攻めまくっている電子オリジナルの新興出版社かなと思い、出版社をみたら 小 学 館 である。コロコロコミックとか、ドラえもんとかの小学館だ。 ここまでくるとドラえもんですら、電マの隠喩じゃないかとさえ思えてしまうから不思議。 昨今、異世界系が勃興し、猫も杓子もとりあえず異世界やっとけみたいなノリに、出版界のエリート小学館がついにキレたんだろう。 そう思うことにして読んだ。 内容は、もう、最高のバカさ加減だ。 伝説の武器デン・マー(電マ)をもって世界を救うヒーローとして、主人公は転生する。 ちなみに、現実世界での死因は、MM(マジックミラー号)に轢かれてだ。 エロ×異世界 も それなりにあるが、 本作は、ここに「おバカ」が加わって、もはや笑いしかない。 クッコロ王国とかヤリモク村とか徹頭徹尾、その手の名称ですすめていて、ここまで突き抜けるとおバカも笑いになる。 逆に、昨今の異世界ブームをディスっているとすら感じる。 人前で公言とおすすめすることはできないが、 下ネタ大好きな御仁には一読して欲しい作品です。 ちなみに、私は小3レベルの沸点なので大爆笑でした。