あらすじクッコロ王国に現れた謎の司祭クンニリングス。彼の目的は王国の南にある 古代文明の遺跡メコ神殿に残された「女体化テクノロジー」の入手。生きとし生けるもの すべてを女体化してクンニしようとする司祭の呪われた野心を打ち砕くため、ケンジは「白のストップウォッチ」「電マ」、そしてたぐいまれなる勇気を携えクッコロ王国に戻ったが……
まずタイトルを声にだして欲しい。 「異世界を電マだけで生き抜く!!」 電マ?思わず2度見した。そう電マである。 書影の男がもっているの竹刀か?とおもったら、電マである。 あー、なるほど、いつも攻めまくっている電子オリジナルの新興出版社かなと思い、出版社をみたら 小 学 館 である。コロコロコミックとか、ドラえもんとかの小学館だ。 ここまでくるとドラえもんですら、電マの隠喩じゃないかとさえ思えてしまうから不思議。 昨今、異世界系が勃興し、猫も杓子もとりあえず異世界やっとけみたいなノリに、出版界のエリート小学館がついにキレたんだろう。 そう思うことにして読んだ。 内容は、もう、最高のバカさ加減だ。 伝説の武器デン・マー(電マ)をもって世界を救うヒーローとして、主人公は転生する。 ちなみに、現実世界での死因は、MM(マジックミラー号)に轢かれてだ。 エロ×異世界 も それなりにあるが、 本作は、ここに「おバカ」が加わって、もはや笑いしかない。 クッコロ王国とかヤリモク村とか徹頭徹尾、その手の名称ですすめていて、ここまで突き抜けるとおバカも笑いになる。 逆に、昨今の異世界ブームをディスっているとすら感じる。 人前で公言とおすすめすることはできないが、 下ネタ大好きな御仁には一読して欲しい作品です。 ちなみに、私は小3レベルの沸点なので大爆笑でした。