あらすじ人の心の『声』が聞こえてしまう李依。ある日、飛び込み自殺する人の強い『声』を聞いてしまい、助けられなかった後悔から、兄に自分の秘密を打ち明ける。秘密を共有し、唯一心を開くことのできる兄だったが、交通事故で妻と共に他界してしまう。駆け付けた病院で李依が聞いたのは、兄の息子・裕介の悲しみの『声』だった…互いに独りとなってしまった李依と裕介。支えあいながら暮らしていくのだが――