あらすじ

「くっ、殺せ!」 西方最強の女騎士こと、セラフィーナ・ド・ラヴィラント。彼女は東方での戦争に敗れ、蛮族の捕虜となってしまった! 敗北者であるセラフィーナに待ち受けるのは、復讐、拷問、そして陵辱の日々――…、かと思いきや! 申し出られたのは「蛮族王との結婚」で――!? 元敵同士の二人が紡ぐ本格異世界婚姻譚、開幕!!
姫騎士は蛮族の嫁 1巻
「くっ、殺せ!」 西方最強の女騎士こと、セラフィーナ・ド・ラヴィラント。彼女は東方での戦争に敗れ、蛮族の捕虜となってしまった! 敗北者であるセラフィーナに待ち受けるのは、復讐、拷問、そして陵辱の日々――…、かと思いきや! 申し出られたのは「蛮族王との結婚」で――!? 元敵同士の二人が紡ぐ本格異世界婚姻譚、開幕!!
姫騎士は蛮族の嫁 2巻
戦に敗れた最強の女騎士を待ち受けていたのは、敵国“蛮族王との結婚”だった!? 元敵同士の二人が紡ぐ本格異世界婚姻譚、開幕!! 「こ…好ましく思ってはいるんだぞ?」。戦争に敗れ、敵国の蛮族に嫁ぐこととなった女騎士・セラ。当初は彼らの文化を拒絶していた彼女であったが、地元民との交流や、求婚してきた相手・ヴェーオルとの共闘を経て、次第に心を開くようになっていた。そんな折、蛮族の邑で家庭を持つ元・女部下とまさかの再会! 幸せそうな彼女の姿に、セラの心は乙女方向まっしぐらーー!? 恋もバトルも急加速! 世界が広がる第二幕!
姫騎士は蛮族の嫁 3巻
戦に敗れた最強の女騎士を待ち受けていたのは、敵国“蛮族王との結婚”だった!? 元敵同士の二人が紡ぐ本格異世界婚姻譚、開幕!! 「私の幸せって…何だ?」。マルシアス司祭を魔物から救い出し、一息ついたセラとヴェーオル。そこで明かされたのは、西方列聖の女騎士・ウィスタレシアが蛮族王・ヴェーオルの母であるという衝撃の事実だった! そして彼女と再会し、勧められたのは“己の幸せを探すこと”――。真っ直ぐなヴェーオルの想い。地に根ざした快い東方の心意気。変わっていく気持ちと、新たに生まれる目標。物語、そしてセラの心が大きく動く第三幕!!
姫騎士は蛮族の嫁 4巻
戦に敗れた最強の女騎士を待ち受けていたのは、敵国“蛮族王との結婚”だった!? 元敵同士の二人が紡ぐ本格異世界婚姻譚、開幕!! 「いざ行かん!! 鉱人の里――黒鉄山脈へ!!」。祖国に帰還するか、それとも異郷の地に骨を埋めるか。騎士としての責務と自分の乙女心の狭間で揺れる女騎士・セラ。戸惑うセラに対して婚約者・ヴェーオルが起案したのは、見聞を広めるべくドワーフが住む「鉱人の里」へ赴くことだった。沸き立つ温泉、解読不能な古の超技術、さらに“真の竜”との死闘まで――!? 異文化の洗礼がセラの心に変化を与える。セラとヴェーオルの絆深まる第四幕!!
姫騎士は蛮族の嫁 5巻
戦に敗れた最強の女騎士を待ち受けていたのは、敵国“蛮族王との結婚”だった!? 元敵同士の二人が紡ぐ本格異世界婚姻譚、開幕!! 「自分でも驚く位に、私はお前の事が好きらしい」。ドワーフの里のセラ達は、帰還のた“真の龍(グレンナイリ)”との再戦に挑むことに。しかし、真の竜の圧倒的な力に、一行は絶体絶命の窮地に立たされる――!! ――と、思いきや、そこに陽気な“妖精の大長”が舞い降りた!? 真の竜、そして妖精の大長の思惑は如何に!! さらに、マルシアスの覚醒を経て、己と向き合う覚悟を決めたセラの決断は――!!!? 一人の騎士が、一人の女へ、一歩踏み出す第五幕!!
姫騎士は蛮族の嫁 6巻
戦に敗れた最強の女騎士を待ち受けていたのは、敵国“蛮族王との結婚”だった!? 元敵同士の二人が紡ぐ本格異世界婚姻譚、開幕!! 「さあ洗濯物よ、いざ尋常に――勝負ッ!!」。“騎士の責務”と“己の幸せ”――。その両方を追い求めると決めたセラは、ツェツィの協力のもと花嫁修業に励むことを決意する!! ……が、しかし!! 戦いに明け暮れていた女騎士にとって、“家事”は想定外の難敵だった――!? さらに、婚約者ヴェーオルの父親が来訪!! 東方の世界の秘密が明らかに!! そして突如邑に襲い掛かる、生死の理を覆す災禍――!!! 二人の婚姻譚に進展と波乱が訪れる第六幕!!
姫騎士は蛮族の嫁 7巻
戦に敗れた最強の女騎士を待ち受けていたのは、敵国“蛮族王との結婚”だった!? 元敵同士の二人が紡ぐ本格異世界婚姻譚、開幕!! 「いざ行くぞ! 魔物退治だ!!」亡き旦那と愛息を想う村娘の気持ちが、生死の理を覆す災禍トコヨマドイを顕現させた!! セラとヴェーオルは、死者を愚弄する姑息な魔物の討伐に挑む!! 未曾有の災禍との激戦は、生き残った騎士ラディルを巻き込んで熾烈を極めていく! 愛する者を守る為、戦士達の勇気と決断が問われる第七幕!!
姫騎士は蛮族の嫁
意外?にもつくりこまれた世界観
姫騎士は蛮族の嫁 コトバノリアキ
六文銭
六文銭
タイトルからして、「くっころ」展開(姫騎士が蛮族に負けて、あんなことやこんなこと)かと思いきや、意外や意外で、国ごとの世界観の設定が緻密でたまげました。 ストーリーだけでなく、幕間にある国の設定も記載してあり、著者の力具合がよくわかります。 それだけに、変な先入観もって読んでしまっているのがもったいない。 王道ファンタジーとしても十分面白い作品です。 また、ラブコメ的というほど、おちゃらけてもおらず、捕らえられた姫騎士セラフィーナと蛮族の族長ヴェーオルと純愛にも近い恋愛として展開されるのも面白い。 ヴェーオルが特に真っ直ぐな思いをぶつけて、セラフィーナがたじたじなのもあるあるで良いのですが、セラフィーナも騎士だけあって強く、そして誇り高い様も良いんですよね。 特に、敵国でありながら弱いものを助ける騎士道精神で、竜を前に民を守ろうとする姿はグッときました。 ただ守られるだけではない信念もって戦う女性キャラって、というか男女問わずそういうキャラはカッコいいすよね。 二人の関係だけでなく、巻を追うごとに世界観も広くなっていって、その点も今後注目な作品です。