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『風の伝承者』『ダンデ・ライオン』などを手掛ける若桑一人をシナリオ協力に迎え、少女の復讐の物語を縦軸に、禍の過去にまつわる因縁を横軸に描いた『禍MAGA』。作品に流れる独特の空気や匂いまでをも描き込んだ、迫力に満ちた筆致が石川賢独特の世界を紡ぎ出す。その肉を食らえば不老不死になるという伝説の怪物・禍は、戦闘に敗れ2000年以上の時をタクラマカン砂漠の地下で過ごしていた。タクラマカン砂漠の朽ち果てた寺院で見つけた古文書を研究していた考古学者の父を持つ少女・志倉楓は、父の残した研究から禍の存在を知り、ヤン博士と共にタクラマカン砂漠の地下、1600メートルの地点へと向かう。そこには片目を潰され、四肢をもがれた禍が封印されていた……。