あらすじ
学校帰りはジャンクフードで頭の中がいっぱい。大人になった今では味わえなくなった「ごちそう」エピソード集。ダイエットよりも食欲を!そんなかわいい女子高生たちの青春の日々を描く。
学校帰りはジャンクフードで頭の中がいっぱい。大人になった今では味わえなくなった「ごちそう」エピソード集。ダイエットよりも食欲を!そんなかわいい女子高生たちの青春の日々を描く。
学校帰りはジャンクフードで頭の中がいっぱい。大人になった今では味わえなくなった「ごちそう」エピソード集。ダイエットよりも食欲を!そんなかわいい女子高生たちの青春の日々を描く。
まあ私の高校時代も、よくもあんなに食べたなぁと思う位、暇を見ては学食・購買・コンビニ・ファーストフードを渡り歩いていた事を、この作品を読んで思い出しました。 あの時食べていた、安くて体に悪いけど、旨い物。その思い出は、季節や一緒にいた人、テストの結果、部活の練習後のお喋りなんかとセットになっている。 時々よく分からないお店に入ってみる高揚感や、群れから離れる秘密の時間と強く結びつく味覚。そんな感覚が、一冊にぎゅっと込められていて、たくさん笑ったり頷いたりしました。 食べる時の気持ちによって味覚も変わってくる、という感覚も何度も描かれていて、首肯してしまう。やっぱりご飯はエピソード込みだよね! 主人公の食に拘る女子・山本さんと、友達の読書女子・八木ちゃんの、同じノリではないけど共にいて心地良さそうな関係が良い。一緒に食の冒険をするけれど、その関係に拘泥していない感じが明るくて楽しい。 遠くなった高校時代を、ジャンクフードと共に肯定的に懐かしむ作品だと思いました。