あらすじ犬猿の仲だった日出家と棗家。この両家の力が合わさった時、不思議な力「しゅららぼん」が発動することが判明!涼介(モブ)は琵琶湖デイズを守るため、淡十郎(殿)、棗(イケメン)、清子(グレート)と共に戦うことを決意する!!
舞台は琵琶湖。湖より力を授かる一族の、分家の青年と本家の跡取り息子は、似た力を持つ一族の息子と高校で出会い、反目する。どちらかがこの地を出て行くか……という時に、彼らの前に、高校の校長が現れる。彼の目的は……? ◉◉◉◉◉ 巨大な琵琶湖と城の歴史、水路を船で通学する風景の非日常感と気持ち良さ(モデルは彦根等と言われますが、水路に関しては近江八幡も近いと感じました)。水を介して発生する異能は、水面を波立たせ、豪快にしぶきを上げて迫力! 異能自体は精神や時間に作用し、緊張感あるバトルが繰り返されます。しかし、登場人物たちは皆、異能に振り回され、異能を忌み嫌っている。誰一人として幸福にしない異能を、それでも使うのか……それぞれの覚悟が試される展開の切なさ。 そして男の子それぞれの愛らしさに加えて、女性陣も皆可愛い!異能と因縁に恋も加わって、スリリングなストーリーは読み応え抜群!