あらすじ

野望という魅力的な毒に冒され、憎しみ合う世羅(せら)と若瀬(わかせ)。ふたりの死闘もいよいよクライマックス!!地下の監禁室で凶暴な男たちを集めて、若瀬を待ち受ける世羅。そんな世羅の元へ、矢切組・蒲生の隠し玉と言われる最も危険な男・花島(はなしま)が向かっていた。そして、若瀬は2億円を用意して川柳会総本部へ出向き、ヤミ社会の覇権を手にする一歩を踏み出そうとしていた。『炎と氷』、血で血を洗う壮絶なる結末へ。一歩でも退くことがあれば、それは敗北を意味することになる!!
ヤミ金覇王伝説 炎と氷(1)

貸すも地獄、借りるも地獄――!!ヤミ金融の内幕を暴く、衝撃のベストセラー小説を元にコミックス化!!この恐怖は決して他人ごとではない――。上限は5万、勝っても負けても利息5割の競馬金融「七福ローン」社長・世羅(せら)。そして、風俗嬢専門のヤミ金融「レディーサポート」社長・若瀬(わかせ)。過激すぎる暴力にものを言わせて債権を回収する炎のような男・世羅は、頭脳を駆使して冷酷に借金を回収する氷のような男・若瀬と組んで、日本一のヤミ金都市・東京を牛耳るはずだったのだが……!?

ヤミ金覇王伝説 炎と氷(2)

たとえ親友だろうと、金の前では妥協なし!有り金すべてを奪うのみ。危険すぎる男たちの壮絶なバトルが始まる!!「七福ローン」社長・世羅(せら)の元にやってきた、大帝銀行・赤坂支店融資課長、赤星(あかほし)。彼は借りた11件のヤミ金を1本化するため世羅に200万円の融資を頼み、それを踏み倒そうとする。その計画を仕組んだのは、世羅のかつての盟友・若瀬(わかせ)だった。赤星の退職金をめぐり、世羅と若瀬は数年ぶりに再会するが……。

ヤミ金覇王伝説 炎と氷(3)

怒りはそのまま憎しみへ!負け犬になりたくなければ叩き潰すだけだ!!世羅(せら)と決裂した若瀬(わかせ)は、赤星(あかほし)の退職金3000万円を世羅から奪い取るべく、大帝銀行・赤坂支店の不良債権である代官山の200坪の土地に短期賃貸借権契約を結ぶ。その物件を競売するつもりだった大帝銀行・赤坂支店長、安村(やすむら)は、若瀬と立ち退き料について話し合おうとするのだが……!?その頃、世羅は情婦・高樹まりえと劇団員・及川(おいかわ)を使い、若瀬から1000万円を奪おうと画策していた。金に群がる獣たちが繰り広げる凄絶なるデスマッチ!!

ヤミ金覇王伝説 炎と氷(4)

お前がそこまで腹をくくっているなら、望み通り誘いに乗ってやろうじゃないか……!!世羅(せら)と若瀬(わかせ)、ふたりのバトルはついに暴力という土俵に移された!!若瀬に赤星(あかほし)の退職金3000万円を奪い取られてしまい、怒りに狂う世羅は、情婦・高樹まりえを使って若瀬をおびきだし、暴力にものを言わせてあり金すべてを巻きあげようと画策する。一方、若瀬は矢切組・若頭、蒲生(がもう)を利用して、世羅を叩き潰すシナリオを練っていた。

ヤミ金覇王伝説 炎と氷(5)

野望という魅力的な毒に冒され、憎しみ合う世羅(せら)と若瀬(わかせ)。ふたりの死闘もいよいよクライマックス!!地下の監禁室で凶暴な男たちを集めて、若瀬を待ち受ける世羅。そんな世羅の元へ、矢切組・蒲生の隠し玉と言われる最も危険な男・花島(はなしま)が向かっていた。そして、若瀬は2億円を用意して川柳会総本部へ出向き、ヤミ社会の覇権を手にする一歩を踏み出そうとしていた。『炎と氷』、血で血を洗う壮絶なる結末へ。一歩でも退くことがあれば、それは敗北を意味することになる!!