あらすじ自分の指から生まれた妹への感情を綴る『星の恋人』。肩を壊した高校球児と成長を続ける“ヒナ”との交流が胸を打つ『日下兄妹』。飛行機事故で遭難した2人の交流を描く『ヴァイオライト』。そして、衝撃の四季大賞受賞作『虫と歌』。深くてフシギ、珠玉の4編を収録。
勧められて読んでみたんだけど、どの短編もすごかった。 表題作の「虫と歌」とかは、命を題材にしているから物語的に重くて深みもあったんだけど、終盤でどんでん返し的な展開もあって、ただ深いだけでなくどきっとす面白さもある。 終わり方がまた余韻が残るような終わり方ばかりで次々読むというよりも、時間あるときにゆっくり読むのがいいかも。