あらすじ

東鞘会の兼高は若頭補佐までのぼりつめた腕の立つヤクザ。組織の命令で沖縄に降りたった彼は、ターゲットである喜納を殺害した。その夜、兼高は激しく嘔吐する。彼は警視庁の潜入捜査官だった!兼高の目的とはいったい!?
ヘルドッグス 地獄の犬たち 1

東鞘会の兼高は若頭補佐までのぼりつめた腕の立つヤクザ。組織の命令で沖縄に降りたった彼は、ターゲットである喜納を殺害した。その夜、兼高は激しく嘔吐する。彼は警視庁の潜入捜査官だった!兼高の目的とはいったい!?

ヘルドッグス 地獄の犬たち 2

ヤクザ組織・東鞘会に所属する兼高昭吾は、警視庁の潜入捜査官だった! 彼の最終任務は東鞘会会長である十朱の殺害。会長のボディガード役に抜擢された兼高は信頼を勝ち取るため、十朱を敵から護衛する!!

ヘルドッグス 地獄の犬たち 3

東鞘会会長・十朱義孝の護衛に就いた兼高は就任早々、女暗殺者の襲撃を受ける。兼高の機転で暗殺者を捕らえることに成功するも、十朱の居場所が敵に知られてしまった。敵に囲まれた兼高たちに絶体絶命の危機が迫る!

ヘルドッグス 地獄の犬たち 4

辛くも十朱を守りきった兼高たち。兼高は阿内から襲撃の真相と次の標的を知らされる。一方、報復を誓う十朱もまた襲撃犯の正体に辿り着く。警察官とヤクザ。相反する立場に置かれた男に、最悪の任務が命ぜられる…。

ヘルドッグス 地獄の犬たち 5

ヤクザ組織・東鞘会に所属する兼高昭吾の正体は警視庁の潜入捜査官。彼の最終任務は東鞘会会長・十朱の殺害。ついに十朱の側近にまでのし上がった兼高だが、よりにもよって最悪の相手に正体がバレてしまう……。

ヘルドッグス 地獄の犬たち

緊張感がスゴいヤクザ潜入マンガ

ヘルドッグス 地獄の犬たち イイヅカケイタ 深町秋生
名無し

最近の漫画、ヤクザをポップに描き過ぎでは?みたいな問題提起が起こっていたので「いや、ヘルドッグスがあるぞ!」と声を上げたくてクチコミ書きます。 原作はヤクザを描かせたら間違い無しの深町秋生先生。反社と暴力の描写にかけては個人的に絶大な信頼を置いている小説家です。イイヅカ先生の絵も半端なくリアルでスリリングな作中の雰囲気にマッチしていて最高!(時折ふっと気を抜ける表現があるのも好き) ストーリー自体は王道の潜入捜査官物ですが、とにかくヤクザや警察について提示される情報のディティールが濃くて、重みのある作品になっています。 『ヘルドッグス』の作中に出てくる暴力団設定は他の深町バースにも接続しているので、気になった人は「アウトバーン」から始まる『組織犯罪対策課八神瑛子』シリーズや『ドッグ・メーカー』『バッド・カンパニー』シリーズなんかも読んでみるのもおすすめです。華岡組や琢真会の事情など、本作の背景がより深く理解できると思います。他の作品もコミカライズしてほしいな…。 とにかく骨太なヤクザ物語に触れたければ自分の中では今はこれ!という感じです。