巽(たつみ)ピアノ調律所に勤務する蛭田敦士は、腕だけは超一流のピアノ調律師。どんなピアノでも蛭田の手にかかれば、再び美しい音色を奏でる。しかしその性格は難アリで…。気高くも毒がある、調律師の世界へいざなう第1巻!
巽(たつみ)ピアノ調律所に勤務する蛭田敦士は、腕だけは超一流のピアノ調律師。どんなピアノでも蛭田の手にかかれば、再び美しい音色を奏でる。しかしその性格は難アリで…。気高くも毒がある、調律師の世界へいざなう第1巻!
命を懸けて、届けたい音がある――。正義感の強さゆえに喧嘩に明け暮れ、たった一人の家族とも分かり合えずに、孤独を抱えていた高校生・寅雄。天才ピアニスト・治郎の導きをきっかけに、ピアノで“想いを伝え、人と繋がる”喜びに目覚め、音楽の世界へと身を投じていく! 音が、音楽が世界を変える!! 激情が胸を揺さぶる、新・クラシック音楽譚!
「この身体なら、今度こそプロピアニストに――!」 今年で32歳になる茅野結希は、国際コンクールの予選に落ち、年齢制限からプロピアニストになる最後のチャンスを逃してしまう。失意のままヤケ酒をあおっていると、なんとトラックにはねられ――。目覚めると、知らない男子高校生に成り代わっていた!? 音大出身の作者が描く、「人生2周目」×「ピアノ」の新感覚サクセスストーリー!
ピアノ調律師が主人公。偏屈で職人気質(とよぶには些か人格破綻気味ですが)だが調律の腕は超一流。顧客や同業者と毎回トラブルを起こしながらもなんやかんやで解決していく。 いわゆるよくある「お仕事モノ」の一つの理想形ですね。業界の苦労話や社会人あるあるに終始せず、調律やピアノ演奏、音響の奥深さを教えてくれます。人情話も交えつつ、それに頼らず調律そのものの面白さが作品の面白さに直結しているのが素晴らしいです。 同じ職業系・技能系でも「王様の仕立て屋」「二月の勝者」「イチケイのカラス」「ハコヅメ」などにあって「戦うグラフィック。」「VSアゲイン」「はじめアルゴリズム」「響」などには無い魅力ですね。後者は後者で別の魅力で面白いんですけど 作中登場する国内最大手メーカー「アマギ」のモデルは当然ヤマハということなんでしょうが、こんなに悪役に描かれてしまって大丈夫なんでしょうか…w