あらすじダンジョンに消えた父を探していたはずが、探索側から運営側へと回ることになったシーフの少女・クレイ。国やギルド、そして探索者たちなどダンジョンの「外」との関係から、ダンジョン内でのモンスターたちの生活環境まで、ダンジョンの裏側を描くお仕事ファンタジー第3巻。
にんげんもモンスターも悪いやつは悪いし、良いやつは良い! ゾンビつくったりゴブリン植えたり宝箱にお宝入れたり、ダンジョン運営の努力というかお仕事が、知らない世界を覗き見しているようで楽しい。あとゴーレムかわいい。 ディズニーのキャストの仕事に密着してるみたいな。 ちゃんとファンタジーもしていて、クレイが魔力膜を扱えるようになって強くなっていったり、精霊とかベルとかなんか、出自のわからん謎の存在がいたりする。 あと、ギルド上層部ぶっ殺したり王様たち撃退したり、げきつよ主人公ズのなろうっぽいスカッともある。 ポップでメタい作風に見えるけど、簡単に人が死ぬくらいにはファンタジーの世界観が練り込まれているからこその面白さがある。