あらすじ〈ふうせんかずら〉によって仕かけられた「欲望解放」現象に悩まされる、文化研究部一同。五人全員がバラバラになってしまうまで、心が追い込まれていってしまう――。自己犠牲野郎こと主人公・八重樫太一の、仲間との関係修復に向けた奮闘が始まる!ファミ通文庫の超人気シリーズ!「ココロコネクト」のコミカライズ、最終巻。〈巻末には、底本のカバーや表紙などに掲載されていたイラスト、漫画を「電子版オマケ」として特別収録!!〉
アニメ化に際して色々騒動があったのは作者にとっても作品にとっても気の毒でしたが、作品自体はめちゃめちゃ素晴らしいです。 最初のシリーズ「ヒトランダム」ではだばだば泣きましたし、それ以降の作品もどれも切なく苦しく力強く感動的で、ラノベで恋愛でここまでできるのかと驚きました。 コミック版も可愛らしく良くできていますが、読んで「悪くないな」と思ったらぜひ原作小説かアニメを見てほしい。近年流行った「君の名は。」的な恋愛モノが好きで、かつ「君の名は。」に物足りなさを感じた人には特にオススメしたいです。あの映画で新海さんがあえて省略した "入れ替わり" 当事者たちに起こったココロの変化の描写を、逆に徹底的に掘り下げた作品が「ココロコネクト」だからです。