僕らは「動物園の」お医者さん。動物の痛みがわかるだけでは務まらない、生体展示という世界の裏側!!
動物の痛みに共感してしまう獣医師、星野。周囲に理解されがたいその特殊な感覚を抱えながらも、星野は東北の動物園で真摯に動物園で生きる生き物たちに向き合ってきた。しかし、臨時でやってきたもうひとりの獣医師・津川は腕は確かなれど極端な人間嫌い。動物となら分かり合える心も津川には届く気配も無く――。人と動物。生きるものすべての多様性を問う、若き獣医師たちの物語。完結編。
動物園で働く獣医師さん達の話。 星野先生は、動物の痛みが自分も分かってしまう身体の持ち主。 津川先生は、かなり塩対応だけど動物愛に溢れるとっても優しい先生。 大人になって動物園に行くと裏で働く方達の努力があってこそ保たれている空間なんだと感じます。 星野先生の能力は一体いつかなんだろうな。 動物は喋れないからこそ、とっても難しい仕事なんだろうと勝手ながら想像します。 正反対の二人の先生たちの動物への深い想いが伝わる漫画かなと思います。
この漫画では、動物園獣医の知られざる仕事ぶりや、動物の痛みを自分も体で感じてしまうという主人公星野と、人に対して冷たすぎるけど腕は良い獣医・津川との交流?を描いてます。 獣医に限らず、働いてるスタッフも日々の仕事で辛いこともあるでしょうに、わざわざ休みの日に全国の動物園巡りをするなんていうエピソードも描かれていて(これはあるあるなのか?)、少し狂気のようなものも感じつつ、逆にそのくらいじゃないと務まらないのかなと感心しました。 津川がどんな人間なのかこれからどんどん明かされてって、もうすこし周りに心を開いてほしいという期待があります。キレると青森弁が出るとか面白すぎる。本当になに言ってるかわからない。笑 「めごこ」って言った時の津川はどんな顔してたんだろうな。 2巻も楽しみ!
岩手県の動物園に勤める獣医さんのお話。主人公の星野はケガをした動物の痛みがわかる特異体質の持ち主ですが、物語にファンタジーの要素はそれほど無いです。それよりも動物と向き合うとはどういうことかを現実的に学べる漫画だと思いました。ペット医療と違って動物園医療はまだまだ治療法が確立されていないことが多く、獣医さんそれぞれが試行錯誤して治療をしているということを初めて知りました。読むと動物園の印象が変わります。それと同時に星野については急病になった先輩獣医の代わりに赴任してきた津川との人間同士の話も描かれています。津川は人に対して冷血な印象ですが動物達に関わることにはとても熱いです。怒ると津川弁になるなど根っからの悪人ではないことは分かりますが、彼には明かされてない秘密がまだありそうです。表紙の絵が綺麗だなと思って手に取ってみたらとても面白かったです。
動物園で働く獣医師さん達の話。 星野先生は、動物の痛みが自分も分かってしまう身体の持ち主。 津川先生は、かなり塩対応だけど動物愛に溢れるとっても優しい先生。 大人になって動物園に行くと裏で働く方達の努力があってこそ保たれている空間なんだと感じます。 星野先生の能力は一体いつかなんだろうな。 動物は喋れないからこそ、とっても難しい仕事なんだろうと勝手ながら想像します。 正反対の二人の先生たちの動物への深い想いが伝わる漫画かなと思います。