あらすじある事情で「生きること」も「死ぬこと」もできなくなり、自殺の名所から徒歩5分のオーベルジュ・ギルダを訪れた”すもも”。店主の夕雨子・店員の息吹、シェフの膳と共に3ヶ月限定で店で働くことになるが――。そんな中、あらわれた膳の娘を名乗る少女。彼女は、夕雨子の秘密を知りーー!? がけっぷちのオーベルジュで紡がれる、悲劇と喜劇のロマネスク、最終巻!!
膳さんや伊吹くんの過去等、色々描き切れていないことがあって残念…。 が、ギルダの3人が「夕雨子さん」に願望を押しつけていたのと同じように、百合子さんも夕雨子さんに「自分を殺してくれる」という期待を押しつけていたことに気付くラストが良かった。 自分の居場所を選び、誰と過ごすかを選び、生と死に向き合っていくお話を経て、最終的に主人公たち4人は衝動的に身体が動いた方で生きていくことを決める最終話。「最果てから徒歩6分」という副題もイカす。