エリート銀行員・加賀谷博基を巡る男たちのラブ・セッション☆ 九州で設楽を待っていたのはワケアリ肉王子!? 美に目覚めた設楽が驚愕の変貌を遂げる!! ついに九州の地に降り立った設楽は、出向先の化粧品会社でまさかの男性用化粧品の企画開発に携わることに。指南役の美肌王子こと下薗は、設楽の男らしさを前面に出した動向になぜか顔を赤らめて…。設楽の九州生活は罪深くスタート!! 一方、東京の加賀谷邸では、設楽の壮行会以来、堤を慕うようになったレンや陽斗に、堤は自らの生い立ちを語るのだった。家族に恵まれなかった堤と両親を亡くした博基。孤独な2人の結びつきは次第に「家族」の枠を超えていき…?
最近のエレガンスイブの漫画って(「凪のお暇」とか「10年シてないスダチさん」とか…)どれも面白いよな〜と思ってこちらも読んでみました! みどり銀行まちなか支店に勤めている加賀谷次長は、生まれつき備わっていたかのようにスマートな人心掌握術の持ち主。上司や部下のハートをガッツリ掴んでいるので、彼のことを嫌いな人なんて一人もいません。正直モテモテです。しかし彼は心の中でこう思っています「女性を口説くより誰かを育てる方がずっと楽しい」と。 そうです。この漫画はやる気が空回りしている若手社員や、親の借金で卑屈になっていた苦学生を、エリート銀行員の加賀谷次長が育成する漫画です。しかし育てられる側はどちらも恋愛感情を持っちゃうし、加賀谷次長も思わせぶりな態度を取ったりします。なかなかハッキリしない感じが長かったですが、2巻のラストで思いっきり加賀谷次長のことを抱きしめたので確信しました。これはBLです。 作者の小山田容子さんの他の作品も銀行が舞台になっているものばかりだったので調べてみたら、金融機関で10数年間勤務されていた経験があるんだそうです。どうりで銀行員の業務の描写がリアルな訳だ!お仕事マンガとしてもオススメです。