あらすじエリート銀行員・加賀谷次長を巡る男たちのラブ・セッション☆ 堤、設楽、美馬…それぞれが抱える加賀谷への思いが迷走…!? 孤独な少年時代、同居して成長を見守ってくれた家庭教師の堤と再会した博基。突然の別れから15年。会えなかった時間を埋めようとする博基は、堤に「かつて一緒に暮らした家で自分の帰りを待っていてほしい」と伝え、堤は思い出の家に引っ越すことに…。しかしそこで堤は因縁の女性と再会して…!?
最近のエレガンスイブの漫画って(「凪のお暇」とか「10年シてないスダチさん」とか…)どれも面白いよな〜と思ってこちらも読んでみました! みどり銀行まちなか支店に勤めている加賀谷次長は、生まれつき備わっていたかのようにスマートな人心掌握術の持ち主。上司や部下のハートをガッツリ掴んでいるので、彼のことを嫌いな人なんて一人もいません。正直モテモテです。しかし彼は心の中でこう思っています「女性を口説くより誰かを育てる方がずっと楽しい」と。 そうです。この漫画はやる気が空回りしている若手社員や、親の借金で卑屈になっていた苦学生を、エリート銀行員の加賀谷次長が育成する漫画です。しかし育てられる側はどちらも恋愛感情を持っちゃうし、加賀谷次長も思わせぶりな態度を取ったりします。なかなかハッキリしない感じが長かったですが、2巻のラストで思いっきり加賀谷次長のことを抱きしめたので確信しました。これはBLです。 作者の小山田容子さんの他の作品も銀行が舞台になっているものばかりだったので調べてみたら、金融機関で10数年間勤務されていた経験があるんだそうです。どうりで銀行員の業務の描写がリアルな訳だ!お仕事マンガとしてもオススメです。