あらすじあれから5年、霞五郎はすっかり落ちぶれてしまった。彼は人間社会に埋もれて生きることが「比類なき魔物」を見つける方法だと思い、それを実践する。しかし、当初の目的を忘れて、今では詐欺師のような生活を送っていた。そんな彼の目の前に、首を切り落とした傷のある大男が現れる。その男の名は、なんと西郷隆盛。すでに死んでいるはずの彼を何者かが生き返らせたのだ。