関東甲信越のとある田舎街……。犬猫くらいにしか見向きもされない“残飯おとこ”登場!!『行け!稲中卓球部』『ヒミズ』の古谷実、2年ぶりの新作は、塩味たっぷりきいたシニカルコメディ。14年間、引きこもっていた残飯おとこが、自立をするため立ち上がる……。とはいえ、何もできるはずもなく、周囲に大迷惑をかけるだけ。己のため、“愛”のため、この想いをつらぬけるか!?
妹の幸せを願い、自立しようと上京したタケヒコ(31)が、2人の男と出会って始めたのが便利屋さん。でも、やっぱり絶不調で、イビツで禍々しい魂の持ち主たちに、右往左往の大騒ぎ。タケヒコが“愛”に目覚める日は訪れるのか!?
残飯おとこ・タケヒコ。自立のために、引き込もりから脱出して上京するも、あっけなく帰還。でも、妹の幸せのためにガンバる!と決意。とはいえ、何しよう。“人生”という化け物から逃れられないと自覚しつつ、ついに一歩を踏み出す!
自立もムリだった。伴侶も見つからなかった。周囲の人々にも迷惑かけっぱなしだった。にもかかわらず、なぜかみんな、少しだけ幸せになっていくのだ。残飯おとこは残飯なままなのに!感涙必至の最終巻!!
最後がとても心が満たされる終わり方で、そこに至るまでのくだらないクダリが全て報われるぐらい良かった。 正直、序盤は「古谷実」だったからなんとか連載できたんじゃないか、編集は何やってたんだ、と思ってしまっていた。 でもこの頭のおかしい兄貴は愛に満ちており、妹の愛ちゃんは愛に満ちた人生を過ごすべきで、それを守るという彼の使命を果たすために今日も田舎町で説法を説くのだ。 全体通していい具合に頭がおかしい漫画。古谷実お得意のサイコホラーのような展開に怯えながら読了。
最後がとても心が満たされる終わり方で、そこに至るまでのくだらないクダリが全て報われるぐらい良かった。 正直、序盤は「古谷実」だったからなんとか連載できたんじゃないか、編集は何やってたんだ、と思ってしまっていた。 でもこの頭のおかしい兄貴は愛に満ちており、妹の愛ちゃんは愛に満ちた人生を過ごすべきで、それを守るという彼の使命を果たすために今日も田舎町で説法を説くのだ。 全体通していい具合に頭がおかしい漫画。古谷実お得意のサイコホラーのような展開に怯えながら読了。