あらすじ

「四十路を超えた男に残された最後の生きる力“じこまん”」「その究極なアイテムは自転車!!」とのキャッチフレーズとともに、世の自転車乗りの絶賛と爆笑を呼んだ「じこまん」第1巻。乗るほどに募るネタとともに、第2巻の登場!!毎年定番?の佐渡ロングライド210。自転車にまつわる人に言えない「黒歴史」や夏の熱対策など、思わず納得&クスリ(笑)な“じこまん”が満載!!巻末には「自転車ツーキニスト」としてお馴染み疋田智氏との対談も収録。笑える、ウケる、ためになるで、大満足大爆笑必至の一冊です!!
じこまん~自己漫~ 1巻

全てはじこまんのためである!!自己満足――それは69億人、全市民に残された最後の価値観。実体験こそ最もじこまん度が高い!幸福の原風景がそこにあるからじこマンズ。身体を制御した者こそ人生の勝利者となるのである!貴様だけには負けん!究極のアイテムこそが自転車。終わるために走るのである。まごうことなき一生モノ!実録こだわり自転車DAYS!!

じこまん~自己漫~ 2巻

「四十路を超えた男に残された最後の生きる力“じこまん”」「その究極なアイテムは自転車!!」とのキャッチフレーズとともに、世の自転車乗りの絶賛と爆笑を呼んだ「じこまん」第1巻。乗るほどに募るネタとともに、第2巻の登場!!毎年定番?の佐渡ロングライド210。自転車にまつわる人に言えない「黒歴史」や夏の熱対策など、思わず納得&クスリ(笑)な“じこまん”が満載!!巻末には「自転車ツーキニスト」としてお馴染み疋田智氏との対談も収録。笑える、ウケる、ためになるで、大満足大爆笑必至の一冊です!!

じこまん~自己漫~ 3巻

己に満足する為だけにロードバイクに乗り続ける漫画家・玉井雪雄。その日常を描いた本作「じこまん」は、遂に海を越えアメリカ大陸へ。挑むは「デスライド」。総走行距離207キロ。獲得総標1500フィート。まさに悶絶必至の山登りイベントである。 だが、そそのかされて参加を決めたものの、日常は忙しく、ほとんど練習できない…。果たして完走なるのか? 自己満足は出来るのか? 全ローディ&全オヤジ注目、笑えて泣けちゃう第3巻。デスライド参加者達との飲み会インタビューも爆笑!!

じこまん~自己漫~

大人の価値観

じこまん~自己漫~ 玉井雪雄
名無し

普通は自己満足とか自己満とか言うとあまりいい意味には 取られませんね。 なんだか世間一般では無価値なものを自分だけ 無理やりに価値があるものと言い張っているような感じで。 最近の世間一般が普通にイメージする自己満足を至上とする生き方をする人となると、炎上系Youtuberとかでしょうか? けれどこれらって、自己満足を得るためにやっているとしても、 結局は、世間にアピールしたい、世間に認めさせたいという 対外的な欲求が素になっていますよね。 それと金銭的なメリットが目的だったり。 玉井先生のおっしゃる「じこまん」は 自転車による自分だけの価値観の追及でした。 世間に認められたいとかとは真逆。 自分の価値は自分で決めて自分が評価すること。 この漫画「じこまん」で作者の玉井先生のおっしゃる 「じこまん論」の色々には、納得してしまうものが多かったです。 身もも蓋もない言い方をしてしまえばこの漫画は 中年男の自転車ライフを中心としたエッセイ漫画。 それだけといえばそれだけ。 ですが炎上系Youtuberとかと違って、だれにも迷惑はかけない。 それでいてあまり世間に共感されない趣味の世界での話を、 ここまで面白く「じこまん漫画」としてエンタメ化しているのが凄いです。 それはやはり、玉井先生本人が真面目に 「じこまん」しているからでしょうね。 けして漫画を面白くするために自己満をきどっているのではなく、 本気で自己満しているからなのでしょう。 たとえ暗い道で自動車にビビリながら走ろうとも、 仲間が側溝に突っ込んでも(基本は事故らないのが前提で) それさえも「じこまん」に繋がる。 第三巻の最初であらためて「じこまん」について 「自分で自分を評価できる大人にしか得られない快感」 とか定義されていましたが、 なるほどなあ、と納得してしまいました。