あらすじ瀬戸内海に浮かぶ女島・男島――。この島の地下では世界的暴力団組織の日本支部長である「ドン万次郎」という男が世界中から大富豪たちを集め、一大賭博場を開催していた。それは、普通のギャンブルではなく、すべてセックスにちなむ「セックス・ギャンブル」であった。そこへ乗り込んだ蛮平と妻のお竜。最初の競技は、セックス近代五種「鐘つき競技」、鐘つき棒でちんちんをひっぱり鐘をつく競技である。さて、彼らを待ち受けるセックス・ファイターとは!?
1977年から2003年まで日刊ゲンダイで連載されていた擬チン官能漫画。 ふと、これまで読んだことのなかった、単行本1巻から読んでみようと手にとって驚いたのだが、あのオットセイは、最初からあのコミカルな形ではなく、初期の頃は普通のオットセイとして描かれていたというのを、今更ながら知った。 やるまん復活を報じたゲンダイの記事に理由が書いてあったのだが、 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/info/275039 要は、当時の表現規制に対応するため、苦肉の策で男性器を動物に見立てることで生まれたアイデアだったらしい。 やるまん以前は少女マンガを数多く描かれてきた横山まさみち氏だったが、「エロは描かない」と言いつつも、結局、一番の長寿連載となってしまったというのは、何とも業の深さを感じさせる話だ。 ちなみに記事の中で「43年前の“幻の第1回”を発掘」とあるが、電子版「やる気まんまん」の1話「セックス・ファイト」に普通に収録されていたので、そこまで幻というわけでもなかった。