あらすじ

日本の石炭王・龍神こと田神龍蔵(たがみ・りゅうぞう)が開催する、負けた者は生きて炭鉱から出られないという恐怖の人間麻雀“龍神麻雀”に挑んだ鷲巣巌(ワシズ・いわお)。そして石板の配牌を肉弾戦で奪い合うそのルールに、屈強でパワフルな外人達を揃えた龍神に対して、元ボクサー、文学青年、バクチ打ち、発破職人、気の弱い力士をチームに入れたワシズは、このメンツなら勝てると断言するのだが……!?
ワシズ―閻魔の闘牌―(1)

「アカギ~闇に降り立った天才~」に登場する究極の敵・鷲巣巌(ワシズ・いわお)の、若き日のカリスマ性あふれる活躍を描いたスピンオフコミック。昭和23年、アメリカの占領下に置かれた日本で、米軍将校を相手に高レートの麻雀で無敗を誇るワシズ。そして恐ろしいほどの頭脳を持ち、かつて特高(特別高等警察)に所属していたワシズに対抗するべく、米軍将校は特高に恨みを持つイカサマ師を代打ちを雇うのだが……!?

ワシズ―閻魔の闘牌―(2)

日本の石炭王・龍神こと田神龍蔵(たがみ・りゅうぞう)が開催する、負けた者は生きて炭鉱から出られないという恐怖の人間麻雀“龍神麻雀”に挑んだ鷲巣巌(ワシズ・いわお)。そして石板の配牌を肉弾戦で奪い合うそのルールに、屈強でパワフルな外人達を揃えた龍神に対して、元ボクサー、文学青年、バクチ打ち、発破職人、気の弱い力士をチームに入れたワシズは、このメンツなら勝てると断言するのだが……!?

ワシズ―閻魔の闘牌―(3)

戦争犯罪人として重刑をめ免れた鷲巣は、日本を占領したGHQ相手の高額レート麻雀で大儲けし、経営コンサルタント会社、共生を設立。5年後、その鷲巣に年商50億の自分の会社、帝国物産の権利と、鷲巣の共生の権利を懸けた麻雀を挑んできた男がいた。人生最悪の日と占われた鷲巣は勝つことができるのか!?

ワシズ―閻魔の闘牌―(4)

鉄を輸入していた、鷲巣の所有する第一共生丸が海賊船に襲われ、人質にとられた東組員たちを救出するため、鷲巣は海賊船に出向く。麻雀による厳格なルール裁定が行われている船上で鷲巣は海賊相手に命を懸けた過酷で残酷なハイギング麻雀で勝負することに。究極の勝負が始まる。

ワシズ―閻魔の闘牌―(5)

太平洋戦争で日本の敗戦を予見した、特別高等警察の権中警視だった鷲津巌は、特高を辞職し、戦争犯罪人としての重刑を免れる。終戦後、鷲津は日本を占領したGHQ相手の高額レート麻雀で資金を積み上げ、経営コンサルタント会社「共生」を設立した。数多くの企業の顧問に収まり、裏社会での地位を築いた鷲津は山奥の村長選に立候補…。

ワシズ―閻魔の闘牌―(6)

経営コンサルタント会社「共生」を設立し、多くの企業の顧問に収まった鷲津のもとには、スピード麻雀を得意とする隼、古株の秘書、入社1年目で正体不明の小柴などが集まっていた。その小柴の目的は鷲津から「共生」を奪うことだったが、鷲津に敗れ、姿を消す。一方、中小企業の社長をイカサマでだまし、自殺に追いやった売人の相原が刑期を終え、出所してきた。

ワシズ―閻魔の闘牌―(7)

ある日、鷲津のもとに帝国科学大学の教授が人類を新しいステージへと導く、ツキの正体を発見したので、それを買ってほしいとやって来た。教授は研究を立証するために造った最高傑作の赤ん坊を背負った美佐と鷲津との麻雀を望む。だが、教授が造りあげた最高傑作とは、美佐ではなく、背中の赤ん坊で、新発見したのは新種の寄生虫を人体に寄生させることだった。

ワシズ―閻魔の闘牌―(8)

賭け麻雀でニセ札をつかまされた鷲津と隼は、小柴の策略と知るがGHQに逮捕されてしまう。そして鷲津は法では裁けぬ人間を収監する施設、生き地獄と呼ばれる監獄六区へと連行される。一緒に収監された一癖ありそうな4人と共に監獄の署長、サディスティックな性格で囚人を虫ケラのように扱うアーロン少佐の前に連れて行かれた鷲津の運命は!?