労働系女子マンガ論! 第8回 『東京ラブストーリー』柴門ふみ 〜「カンチ、セックスしよ!」の向こう側にあるもの (後編) | タバブックス
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こうして、二人の関係は新たな局面に突入します。当然のことながら、リカの仕事/東京との向き合い方にも変化が生じます。公領域では「東京で働く」ために引き続きカンチが必要だったでしょうし、私領域では「東京で生きていく」ためにカンチが必要になってゆく……カンチというフィルターを通してしか、リカは東京と関われなくなっていきます。
想像とは違う東京の生活に失望を覚えていたカンチは、高校の同級生である三上と会う。そこで2人の女と出会い、いいムードに。カンチは一方の女をホテルに連れてはいるが、女は泥酔していて手がつけられない。先に出ようとフロントに行くと、同僚の赤名リカに偶然出くわす…。東京では誰もがラブストーリーの主人公になれる。恋愛の達人・柴門ふみが、男女4人の姿を通して描く都会の恋のカタチ!!