掲載誌情報ビッグコミックスペリオール小学館2025/01/10トリリオンゲーム/劇光仮面/住みにごり/フールナイト/MOONLIGHT MILE/ボクらはみんな生きてゆく!/機動戦士ガンダム サンダーボルト/フットボールネーション/らーめん再遊記/たかが黄昏れ/永世乙女の戦い方/咲宮センパイの弓日/銀平飯科帳/残響/味いちもんめ 継ぎ味/コンビニの清水/バンプアー/ガイシューイッショク!/大人の青春くん/名前のない病気/編集の一生/太陽と月の鋼/地蔵癒し/れんげとなると!/むかしのはなし/JKキングダム 東京/瞬きの音/味いちもんめ 藤村便り/
作品情報著者山口元気arrow_forward_iosカテゴリ青年マンガarrow_forward_ios出版社小学館arrow_forward_iosレーベルビッグコミックスペリオールarrow_forward_ios掲載誌ビッグコミックスペリオールarrow_forward_ios
「喪失」の出口。とても上手いことを言うなと思う。 大事な人を喪った時に、実感が訪れずに悲しめないというのは、度々、漫画の題材となっている。本作はそれをガラパゴス携帯を使って、上手く表現している。主人公は母から送られてきた過去のメールを見ることで、母のいた世界に取り残されていたのだろう。そうすることで母の死の実感を薄めていた。 だからこそ未送信のまま送られなかった下らないメールに初めて涙を流す。悲しめない人の抱える「喪失の出口」をうまく描いた。とてもいい作品だったと思う