掲載誌情報ビッグコミックスペリオール小学館2024/12/13住みにごり/劇光仮面/トリリオンゲーム/フールナイト/らーめん再遊記/永世乙女の戦い方/ガイシューイッショク!/咲宮センパイの弓日/太陽と月の鋼/バンプアー/編集の一生/たかが黄昏れ/MOONLIGHT MILE/名前のない病気/ボクらはみんな生きてゆく!/銀平飯科帳/機動戦士ガンダム サンダーボルト/地蔵癒し/むかしのはなし/れんげとなると!/大人の青春くん/味いちもんめ 継ぎ味/フットボールネーション/残響/JKキングダム 東京/味いちもんめ 藤村便り/コンビニの清水/
作品情報著者山口元気arrow_forward_iosカテゴリ青年マンガarrow_forward_ios出版社小学館arrow_forward_iosレーベルビッグコミックスペリオールarrow_forward_ios掲載誌ビッグコミックスペリオールarrow_forward_ios
「喪失」の出口。とても上手いことを言うなと思う。 大事な人を喪った時に、実感が訪れずに悲しめないというのは、度々、漫画の題材となっている。本作はそれをガラパゴス携帯を使って、上手く表現している。主人公は母から送られてきた過去のメールを見ることで、母のいた世界に取り残されていたのだろう。そうすることで母の死の実感を薄めていた。 だからこそ未送信のまま送られなかった下らないメールに初めて涙を流す。悲しめない人の抱える「喪失の出口」をうまく描いた。とてもいい作品だったと思う