あらすじ

高校進学を控えた四郎に島を出る日が近付いていた。カメラマンになる夢を叶えるため、一途に強く生きる悦子。彼女のひたむきな思いに心を揺り動かされた四郎は「彼女を守りたい」と強く思う。しかし、悦子の夢を遮るつらい現実に直面した四郎は、自分の力ではまだ勝てないものもあることを思い知る。そして見つけた四郎自身の夢とは…!?海江田四郎の原点がここにある!
瑠璃の波風(1) 沈黙の艦隊~海江田四郎青春譜
四郎は死んだ父の生まれ故郷である美倉島に母とやって来た。四郎を父と同じ船乗りにはさせたくない、そう願う母の気持ちとは裏腹に、四郎は海と島での生活に馴染んで行く。島で出来た初めての友達・サチに恋心を持つ四郎だったが、東京から来た四郎は島の子供たちに敵意を持たれて…!?怪物的ベストセラー「沈黙の艦隊」の原点。若き日の海江田四郎の蒼き島での日々!!
瑠璃の波風(2) 沈黙の艦隊~海江田四郎青春譜
美倉島でのびやかに育つ少年・海江田四郎。しかし、島では工場誘致を巡り、賛成する者と反対する者に割れて争いが起きていた。工場ができれば、会社から補償金がおりるし、働く場所が出来る。しかし、工事で埋め立てれば海が汚れる。反対派の拓男が賛成派の漁協長・沖田を刺したところを四郎は目撃してしまう。それぞれの決断の時は迫っていた。四郎のとった行動は…!?
瑠璃の波風(3) 沈黙の艦隊~海江田四郎青春譜
浅倉祥子と名乗る先輩から、自宅に来るよう呼ばれた四郎。心当たりはなかったが、かつて島一番の美人と言われていた祥子の母・しず江の元へ行ってみると、そこには死んだ四郎の父の写真が飾ってあった。四郎の父・巌は四郎が生まれる前、船大工であったしず江の家で船を造っていた。巌を今も愛しているしず江の存在を知り、父のかつての夢の設計図を見た四郎は…!?
瑠璃の波風(4) 沈黙の艦隊~海江田四郎青春譜
高校進学を控えた四郎に島を出る日が近付いていた。カメラマンになる夢を叶えるため、一途に強く生きる悦子。彼女のひたむきな思いに心を揺り動かされた四郎は「彼女を守りたい」と強く思う。しかし、悦子の夢を遮るつらい現実に直面した四郎は、自分の力ではまだ勝てないものもあることを思い知る。そして見つけた四郎自身の夢とは…!?海江田四郎の原点がここにある!