作品情報著者片山まさゆきarrow_forward_ios巻数全9巻arrow_forward_iosカテゴリ青年マンガarrow_forward_ios出版社竹書房arrow_forward_iosレーベル近代麻雀arrow_forward_ios年代1990年代arrow_forward_ios刊行期間2008/11/14ジャンルユーモア・ギャグタグ麻雀登場人物登場人物・キャラクター(14)
作者が最初に想定していない展開というのは、マンガを読んでいく上でのライブ感としてたまらないのですが、この作品はそんな展開で紡がれた傑作の一つです。 作者の片山先生自身、キャラクターが転がって出来上がった作品だと語っていますが、物語の初期と中盤からの展開の違いに驚き、どんどん引き込まれていきます。 麻雀好きな友人に貸して読ませたことがあるんですが、大変好評でしたし、片山先生の作品の中で傑作として挙げられることも多いタイトルです。 この作品を読んで、競技麻雀というストイックなルールがあることを知りました(一発・裏ドラ・カン裏ドラなし)。 麻雀というゲームに、「流れ」は存在するのか。非常に深いテーマですが、読み終えた読者は恐らく何らかの結論を出せるのではないかと思います。鬼押出氏と語るパラドックスや、大介、八崎プロの名言など、脇を固める存在もとても魅力的です。 麻雀漫画というのは基本的にニッチな分野だと思いますが、ジャンルにおける金字塔として広く読まれて欲しい作品です。