あらすじ

黄金城の場所を知るという賽河星之助は、お幾の身体と引き換えにその場所を教えると言う。星之助の申し出を断ったお幾だったが、日天にその咎を責められる。日天に抱かれる様を、お幾が思いを寄せる片井俊作に写し取られ、お幾は自己嫌悪に陥る。そんな折、お幾の前に星之助が現れ、お幾たち鬼道衆が待ち望む、泥喰いが日本全土を覆う時節が迫っていることを予言する。謎を孕みつつ展開する第2巻。
妖星伝 1巻
明暦2年(1656年)、将軍・徳川家光の治世は終わり、病弱で若い家綱の時代。三浦安次が領主の下野壬生3万石。その三浦家の嫡男を養育する城下にある黒松屋敷から物語は始まる。鬼道衆の手練れである蔵蒼平は黒松屋敷に潜り込み、黄金城への手がかりを探していた。そこに人でありながら鬼道衆と同じ力を持つ賽河星之助が現れ、蒼平と刃を交える。イマジネーション溢れる原作の魅力を、独特の感性と筆致で描き出した『妖星伝』第1巻。
妖星伝 2巻
黄金城の場所を知るという賽河星之助は、お幾の身体と引き換えにその場所を教えると言う。星之助の申し出を断ったお幾だったが、日天にその咎を責められる。日天に抱かれる様を、お幾が思いを寄せる片井俊作に写し取られ、お幾は自己嫌悪に陥る。そんな折、お幾の前に星之助が現れ、お幾たち鬼道衆が待ち望む、泥喰いが日本全土を覆う時節が迫っていることを予言する。謎を孕みつつ展開する第2巻。
妖星伝 3巻
鬼道衆を離れ、この世界で最も愛する女性・絵里の元に戻った蔵蒼平。しばし絵里との情交を愉しむが、そこに物音ひとつさせず賽河星之助が近づき、蒼平を襲う。鎖で柱に縛りつけた蒼平の眼前で、星之助は絵里を奪う。「おまえは俺の子を宿す……やがて……俺の子供が生まれる……宿命だ」。星之助の言葉の意味するところとは……?
妖星伝 4巻
緑色の流れ星に導かれるように、賽河星之助は黄金城に辿り着いた。そのあとを追って、お幾、蒼平も黄金城に入る。人の心を読んで女人には快楽を、男衆には苦痛を与える、黄金城の番人・赤目、黄金城にて星之助達を導く骨体骸、そして鬼道衆が待ち焦がれる外道皇帝……数々の謎が明かされる第4巻。
軍靴の響き

軍靴の響き

199X年、低硫黄の大油田が開発されたインドネシアに日本資本が大挙進出、現地の混乱と荒廃を無視した利潤追求に対して排日運動・反政府運動が活発化する。不測の事態を回避するため、日本政府は何らかの防衛措置を取らざるを得ない状況に直面していた──。そして国内では、在留邦人危機を機に自衛隊の海外派兵を目論む“戦争の犬たち”が暗躍し始める……。
戦国自衛隊

戦国自衛隊

富士の裾野で大演習を展開していた自衛隊に、突如「時震」が襲った。現有兵器を装備した自衛隊員が、大量の補給物資や哨戒艇、装甲車、ヘリコプターなどの最新兵器とともに、突如四百年前の戦国時代にタイムスリップしたのだった。伊庭義明(三等陸尉)を中心とする自衛隊一団は、否応なく戦国時代の渦に巻き込まれて行く。しかし、時代に介入し、大きな時代の変化をもたらせば、現代に戻れると自衛隊員は信じ、伊庭義明達は本能寺で果てる筈である織田信長を救出した。こうして時代に介入した彼らは、果たして現代に戻れるのだろうか。誰も予想出来ない大胆な展開に、圧倒される事間違い無し!
晴れた空

晴れた空

1945年3月10日、その日東京は米軍の爆撃機B29によって、大規模な絨毯爆撃を受けた。死者8万~10万ともいわれ、日本の敗戦を決定づけた東京大空襲であった。爆撃と炎は全てを消し去り、家はおろか街までをも人々から奪い取った。瓦礫の街とは対照的に、空はどこまでも青く広がっていた。幸運にも生き延びた者達は、廃虚の街を徘徊し、生き延びるために必死だった。そしてそんな人たちで駅の地下道は埋めつくされていた。東京上野の闇市を舞台に8人の戦争孤児たちが終戦直後の激動の時代を生き抜く、感動の大河ロマン!
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続戦国自衛隊

続戦国自衛隊

航行中の海上自衛隊大型輸送船「おおすみ」が、日本海舞鶴沖から消えた!!最新の装備を携えた自衛隊は戦国時代にタイムスリップ、再び徳川家康や豊臣秀頼などの歴史人物とからみあうことに…。「時間の神」は彼らに何をさせようというのか?自衛隊、戦国武将、忍者、米海兵隊員が入り乱れ激動の時代に戦う!
晴れた空

晴れた空

「オレたちはみんな親なしの孤児だ!食うためにはなんだってやらなきゃならねえんだよ!」昭和20年8月15日終戦を迎えた。人々は生きるために食べ、食べるために生き毎日がそれとの闘いに明け暮れていた。そんななか、8人の戦争孤児たちと母娘が運命の出会いを果たす。孤児たちは母娘を守るため、母は孤児たちを守るため… 生きるための戦争が始まった。「戦国自衛隊」の半村良原作の小説を、石川サブロウが描く!
漫画家たちの戦争  戦場の現実と正体

漫画家たちの戦争 戦場の現実と正体

原爆、子ども、銃後等のテーマ毎に戦争漫画を収載。手塚治虫、ちばてつや、赤塚不二夫、水木しげる等の巨匠から、『社長 島耕作』の弘兼憲史、『シティハンター』の北条司など第一線の作家、気鋭の若手まで内容も年代も幅広く収録。“こち亀”の秋本治の作品など出版社や掲載誌の枠を超えて収載した奇跡的なシリーズです。今こそ漫画で平和と戦争について考えてみませんか。 激戦地ラバウルで左腕を失った戦場体験のある唯一の現役漫画家・水木しげるが描く本物の戦場/出版社の枠を超え「こち亀」秋本治の作品を収録―― 【収録作品】 水木しげる『白い旗』 手塚治虫『大将軍 森へ行く』 楳図かずお『死者の行進』 古谷三敏『寄席芸人伝 噺家戦記 柳亭円治』(脚本協力・あべ善太) 松本零士『戦場交響曲』 比嘉慂『母について』 白土三平『戦争 その恐怖の記録』 秋本治『5人の軍隊』
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戦争×漫画 1970-2020

戦争×漫画 1970-2020

漫画家たちの「戦争」アンソロジー 漫画家の感性が「未来の戦争」の予感を、戦時への想像力で捉えた作品を集め話題を呼んだ「ビッグコミックオリジナル戦後70周年増刊号」を底本に再編集し、追加原稿も多数収録した増補愛蔵版アンソロジー。排外主義と非寛容。世界全体を覆うきな臭さは、すでに新しい「質」の戦争が起きているとも考えられる。漫画家の想像力は果たして「戦争」をどう表現するのか。水木しげる、山上たつひこから浅野いにおまで異才・鬼才・天才……日本を代表する漫画界の傑物たちの描く「戦争」。小説家等の寄稿も多数収録。角田光代の「漫画の自由さと豊富さ」と題する書き下ろしも収録。
昭和二十年の絵手紙 私の八月十五日~十八名の漫画家の記憶~

昭和二十年の絵手紙 私の八月十五日~十八名の漫画家の記憶~

戦争を知らない世代にむけて、1945年8月15日を18名の漫画家の記憶で振り返る。「この本は、その時代を生き、戦争を肌で感じた我々仲間達の、昭和二十年八月十五日の記録である。戦う日本が平和な日本に生まれ変わったその日、その時、それぞれが何処に居て何を考え、何をしていたか。戦禍をくぐって今日まで生き延びた人々のそれぞれのドラマティックな一日を描いた作品は、その一つ一つが平和な世界への道標のような気がする。我々の趣旨に賛同し、それぞれ、絵や文章を寄せて下さった戦後生まれの方々の作品も加えて、重みのある一冊となったこの「私の八月十五日」。一人でも多くの方に見て頂き、戦争について平和について、あらためて考えて頂ければ幸いだと思う。」(森田拳次、まえがきより)収録作家:小島功、赤塚不二夫、一峰大二、さいとう・たかを、高井研一郎、古谷三敏、花村えい子、牧美也子、北見けんいち、武田京子、ちばてつや、牧野圭一、松本零士、水野英子、森田拳次、里中満智子、バロン吉元、村野守美 ※本書は『昭和二十年の絵手紙 私の八月十五日』(ミナトレナトス刊)に収録された作品から18名の漫画家の作品を収録しています。
銀河鉄道999 ANOTHER STORY アルティメットジャーニー

銀河鉄道999 ANOTHER STORY アルティメットジャーニー

星野鉄郎は少年から青年へと成長を遂げていた。一緒に旅を続けていたメーテルと別れ、荒廃した地球で希望を捨てず、人類の未来を信じ戦い続ける鉄郎は、クイーンエメラルダスより衝撃的な事実を告げられる。そして鉄郎は3度目の、「銀河鉄道999」での旅に出るのだった…。
ガンフロンティア

ガンフロンティア

「宇宙戦艦ヤマト」などでおなじみのSF漫画界の巨匠・松本零士が描いた、刀の達人であり近眼で小柄な日本人・トチローが活躍する西部劇アクションコミック!皆殺しにされた家族の仇討ちのため、そして生き残った仲間を探すために、西部の町で旅を続けていたトチローと早撃ちの名手・ハーロックは、謎の美女・シヌノラと出会い……!?
天使の時空船

天使の時空船

SFコミック界の巨星・松本零士が天才レオナルド・ダ・ヴィンチの謎多き生涯に挑戦する!!幾世紀もの未来。人類の生存する大銀河系は宇宙の「崩壊断面」へ遭遇していた。そこからすべり落ちれば「無の暗黒」へ飲み込まれすべてが終わる……。破滅までに残された時間はあと30年!リサーチの結果、これを救える人物はアインシュタインでもキューリーでもフォンブラウンでもなく、天才レオナルド・ダ・ヴィンチのみ!1452年夏、寒村ヴィンチを飛んでいた“蚊”の吸った血液から「彼」を再生させるプロジェクトが、ミナミ教授指揮のもと行われようとしていた。ミナミ教授の考えに反対するマミア・ルナ・螢子(けいこ※螢の文字虫→火)は、計画実行の直前、復元機(レプリカートパンドラ)を破壊し時空船(タイムクルーザー)でレオナルド・ダ・ヴィンチの生きていた時代へ向かう。彼女はレオナルドのそばでそのすべてを学び、もう一度未来に戻ると言うのだが……。
超時空戦艦まほろば

超時空戦艦まほろば

とある古びたアパートが火事になった。そのアパートにひとりの老人が飛び込もうとしている。偶然前を通りかかった司朗は、慌てて老人を引き留めるが老人の力に勝てず、一緒に燃え盛るアパートの中に引きずり込まれてしまう。そのアパートの中で、司朗は一枚の美しい戦艦の写真を目にする。老人に指示されるまま、急いでその燃えかかった写真をカメラに収めた司朗と老人は、間一髪で脱出する。その夜、司朗の家に瀕死の重傷を負ったはずの老人が訪ねてくる。さっき司朗がカメラに撮った戦艦「まほろば」を、死ぬ前にどうしても見たいのだと言う。「まほろば」とは一体…!?
螢の泣く島

螢の泣く島

「銀河鉄道999」でおなじみであり、SF漫画界の巨匠とされる松本零士が、シュールな世界観で男と女を描いたオムニバス作品11編を収録した傑作短編集。虫マニアの敷井高志(しきい・たかし)は、会社を解雇された後に立ち寄った公園で、木の上のミノムシを取ろうとしたらカップルの性行為を覗いた疑いをかけられ、警察へと連れて行かれてしまう。なんとか疑いは晴れて部屋に戻った高志の前に、カップルの女・山川螢子(やまかわ・けいこ)が現れるが……!?