あらすじ

ケイトのマッチメークによって、岩の拳・ロッカと賭けボクシングで対決することになった光世は、いきなりボディーに強烈な一撃を喰らってダウンしてしまう。辛くもカウントナインで立ち上がり、攻撃に出るが、固いガードは崩せず、逆にパンチを浴び、またまたダウン。その倒れている光世に対してロッカは拳を繰り出してくる。
コンデ・コマ(1)
海外に「柔道」をスポ-ツとして普及させるべく、講道館はNYに進出。ところが、派遣された講道館四天王のひとり・富田は地元のフットボ-ル選手に勝負で勝つことができず、柔道普及に大きな壁が生じる。そして、講道館の前田光世は「スポ-ツ」として普及したい講道館に背き、常に「死合」を求めるのである…。世紀初めに人類史上最強の男となり、世界にその名をとどろかせた日本人・前田光世!!「死合」に懸けた彼の生涯を描く超フィクション!!
コンデ・コマ(2)
ブッチャ-との「死合」に勝利し、相変わらず「死合」に懲りない光世。そんな光世に惚れ込み、講道館に入門したマルコ。こんな2人にトスカ-ニ・ファミリ-の悪の手が忍び寄る。光世がマルコを助けた際、光世に叩きのめされたトスカ-ニ・ファミリ-の連中が光世への報復に動き出したのである。
コンデ・コマ(3)
光世が「死合」を求めるそのわけは、少年時代の青森・弘前での生活にあった。明治維新後も武士道を貫く前田家。時代の流れに背く前田家に世間の目も冷たい。借金のため娘のてつを嫁にだすはずが、その縁談話が白紙になりそうな際、父である了は土下座してしまうのである。そんな姿の父に対し、光世は村相撲で父を倒すことを決意する。
コンデ・コマ(4)
「妖怪」こと東郷玄舟との「死合」から半年後、14歳になった光世は青森尋常中学校に進学した。そして、東郷に柔術を習うことになった光世は、「野人道場」なる野外の道場で、血の特訓を受ける。東郷の目的は、打倒・嘉納治五郎を果たす「駒」として、光世を東郷の複製にすることだった。
コンデ・コマ(5)
17歳になった光世は、青森尋常中学校を中退し、東京の早稲田中学校に編入することになった。東京に着いた光世は、嘉納治五郎と「死合い」をするため、嘉納が創った「講道館」に出向く。そこで黒帯間近という大山を倒した光世は、次に講道館四天王のひとりである横山と闘うことになる。
コンデ・コマ(6)
横山に連れられ吉原の遊廓に入った光世は、弘前の幼なじみであるすずに出会う。すずは父と母を助けるため「すみれ」という源氏名で遊廓で働いていた。「おめ…津軽弁抜げたな……」。栄世の言葉に涙するすず。その涙に栄世はすずの苦労のほどを知るのだった。
コンデ・コマ(7)
すずを力ずくで自分の物にしようとした男は、なんと以前に犬養の命を狙って襲いかかってきた男であった。すずと犬養を守ろうと闘う光世であったが、男は琉球唐手の使い手で、苦戦を強いられる。状況を見守っていた嘉納が戦いに介入しようとしたその時、栄世が吠える。
コンデ・コマ(8)
黒帯昇段をかけた月次勝負で、栄世は課された15人抜きまであとひとり、というところまで勝ち抜いてきた。しかし、最後の相手・大山が薄汚れた身なりの男に投げ飛ばされ失神。友人を倒され怒る栄世は、男に殴りかかろうとするが、館長・嘉納に制止される。
コンデ・コマ(9)
血のにじむ特訓に励み、「死合」に備えてきた栄世であったが、嘉納館長の強さは圧倒的であった。栄世は必死で抵抗するが、受け身の取れない投げ技を喰らってしまう。「負けを認めれば…命は助かる」と館長はいうのだが、栄世は聞く耳を持たず、下に敷かれた砂利を館長に向かって投げ始める。
コンデ・コマ(10)
ケイトのマッチメークによって、岩の拳・ロッカと賭けボクシングで対決することになった光世は、いきなりボディーに強烈な一撃を喰らってダウンしてしまう。辛くもカウントナインで立ち上がり、攻撃に出るが、固いガードは崩せず、逆にパンチを浴び、またまたダウン。その倒れている光世に対してロッカは拳を繰り出してくる。
コンデ・コマ(11)
光世は、勝負に臨む大山につきあってミシシッピ川で特訓を続けていた。川の中で、しかも足に重りをつけて組みあい、柔道着を着ない裸の相手を倒すのに必要な下半身のキレを養おうというのだった。順調にトレーニングを続けていく大山と光世だったが、ケイトの作った試合告知のビラが、ふたりに大きな衝撃を与える。
コンデ・コマ(12)
新たな闘いを求めてワシントンへやって来た前田たちは、ニューヨーク道場を任されている佐川と再会する。佐川は前田に、次の闘いで「講道館」という文字の入った道着を着て闘って欲しいと頭を下げて頼みこむ。そんな道着を着て他流試合をしたことがバレれば、即破門で…。
コンデ・コマ(13)
キニースのセコンドに就いていたケイトから激励を受けた前田は、再びファイティングポーズを取り直す。だが、柔道の技を知り尽くしているキニースに、前田の技はことごとく返されてしまう。必殺の斬撃で、容赦無く前田を斬り刻むキニース。薄れていく意識の中、前田が見たものは…。
コンデ・コマ(14)
世界最強を決めるトーナメントを主催し、決戦の日を待ち焦がれる前田。大会に備え、前田は道場では寝技の特訓をやり、路上では「殴られ屋」をやって体を鍛え抜く。だが、前日になって思いがけない知らせが前田のもとに届く。その知らせとは一体…。
コンデ・コマ(15)
死闘の末にザビエルを敗った前田だが、そのダメージは大きく入院を余儀なくされた。しかし、次なる相手・スティングと一刻も早く闘いたい前田は、病院を抜け出し、トニーと共にスティングの家へと向かう。するとそこにいたのは、正体のわからない老紳士で…。
コンデ・コマ(16)
大激戦の末、スティングを敗った前田は、感動した大観衆たちから「コンデ(伯爵)」の称号を授かった。そして前田は、フランク・ゴッチと対戦するため、アメリカへと向かう。そのアメリカで、前田は旧友・剣城と再会。ゴッチと戦う前に、まずはアメリカの最終兵器と呼ばれるレスラー、アニマルと対戦することになる。
コンデ・コマ(17)
戦友たちとのスパーリングを終えた前田は、いよいよフランク・ゴッチとの対戦に望む。始まる世紀の対決、世界最強の男は果してどちらか!?そして、初めて「人を幸せにしたい」と感じたあかねの想いは前田に届くのか?最後に、ブラジルに渡った後の前田の姿を描いた特別読切「コンデ・コマ外伝」も収録した最終巻!!
拳児2

拳児2

伝説の拳法コミック 待望の続編! 剛拳児が帰ってきた! より大きく、より逞しく、より侠気溢れる快男児として―――! 拳法・八極拳を学び、成長していく少年の姿を描いた 伝説的な拳法コミック「拳児」の正統派続編がついに登場。変わることのない、迫力の拳法描写と、熱き正義の生き様が、再び読者の心に熱き灯をともす!
闇のイージス

闇のイージス

「イージスの楯」、それはギリシャ神話の女神・アテナが持っていた楯のことだ。勇者ペルセウスが退治した魔女・メドゥーサの首が埋め込まれていて、いかなる敵の攻撃も阻んだという最強の楯である。その楯の名で呼ばれている、闇の世界に生きる男・楯雁人。金さえ払えば犯罪者をも護衛するという、フリーランスのボディーガードだ。全ての攻撃を阻む鋼鉄の右手で、彼は今日も依頼者の命と心を護る!!
JESUS 砂塵航路

JESUS 砂塵航路

高校教師・藤沢真吾の顔を持つ、伝説の殺し屋「ジーザス」。彼はある使命を帯びて、藍東学園に赴任する。担任の藤沢が、ただ者でない事に気づく綾木日奈。彼女は自分のある目的のために藤沢を利用しようと企むが…。学園ハードボイルドアクション『JESUS』続編の幕が開く――!!
暁のイージス

暁のイージス

テロリストである「蝶」に妻子と右腕を奪われた男・楯雁人は、鋼鉄の義手を付け、「無敵の楯(イージス)」と呼ばれる「護り屋」となった。不殺の信念と復讐心――相反する想いを背負いながら、「蝶」との決戦に向けて始動する!!
BUGS―捕食者たちの夏―

BUGS―捕食者たちの夏―

原子炉施設を襲撃した後、山中に潜伏した武装テロリストを追跡する任務を受けて出動した陸上自衛隊・特殊作戦群。住民が皆殺しに遭っていた野出賀村で目撃したものとは!?自衛隊特殊部隊を襲う、テロリストよりも凶悪な敵。それは突然変異により巨大化した昆虫群だった!種の存続を懸けた究極サバイバル活劇!!
BUGS LAND

BUGS LAND

尖閣諸島沖────漂流する一隻のコンテナ船があった。海上保安庁の友里まひろは調査に赴く。人の気配の絶えた船内に、あれはいた!湧き出る恐怖と絶望…ぶつかる生存本能────それは人類を未曾有の災厄に叩き込む戦いの始まりに過ぎなかった。
葉隠物語

葉隠物語

直木賞作家・安部龍太郎が、武士道の代名詞たる『葉隠』を佐賀鍋島藩の成り立ちと数多の“曲者”たちの物語として描いた傑作歴史小説を、『拳児』『闇のイージス』などで知られる実力派・藤原芳秀がコミック化。時代劇コミック誌「コミック乱ツインズ」連載中の本作品が待望の単行本化。武士道とは? 忠義とは? ──現代社会を生き抜くヒントとなる、骨髄に徹した真の武士の物語。「武士道といふは、死ぬことと見つけたり」理不尽な理由で牢人になった佐賀藩士・田代陣基が佐賀鍋島藩の伝説的な“曲者”山本常朝と出会い、その鮮烈で「骨髄に徹した」思想に魅せられて弟子入りすることから、この物語は始まる。常朝から語られる、肥前・龍造寺家の家老であった鍋島直茂の、肥前国を守るための永く困難な苦闘、そして佐賀鍋島武士ならではの“曲者(命知らずの剛胆な者)”たちの、過激なエピソードの数々。「武士道」の真髄に迫る、矜恃と教訓の物語。
拳児

拳児

「みんなと仲良くするため、強くなりたい」風変わりな祖父・侠太郎の薫陶をうけ、元気いっぱいの“やんちゃ”に育った少年・剛拳児。持ち前の正義感と祖父直伝の『頂肘』がうなる時、さわやかな風が舞う。拳児、強し!!
現在官僚系もふ

現在官僚系もふ

▼第1話/もふ、入省する。 ▼第2話/もふ、楯突く。 ▼第3話/もふ、汚れる。 ▼第4話/もふ、ひらめく。 ▼第5話/もふ、競る。 ▼第6話/もふ、踊る。(前編) ▼第7話/もふ、踊る。(後編) ▼第8話/もふ、受け取る!? ●主な登場人物/平山茂夫(愛称・もふ。三流大卒ながら、まぐれで財務省に入省。安定志向)、山本健一郎(愛称・ヤマケン。主計局総務課1年生。東大法学部首席卒業。出世志向)、長谷川緑(主計局総務課2年目。もふとヤマケンの教育係。ミス東大) ●あらすじ/財務省のキャリア組入省式で、東大卒のエリートに囲まれて一人オドオドしている青年・平山茂夫。それもそのはず、彼は記念受験で受けた国家公務員I種試験を「鉛筆転がし」でパスしてしまった三流大卒の凡人だったのだ。おまけに配属先は出世コースの主計局総務課。かくて「地方公務員で安定した生活」の夢破れた青年に、とてつもない激務の日々が訪れる… (第1話)。 ●本巻の特徴/予算編成権という権力をよりどころに、霞ヶ関に君臨する官庁・財務省。総職員8万人を抱える巨大組織の中で実際に権力を握っているのは、超難関試験を通ったわずか600人の「キャリア」に過ぎない。同期も先輩も東大法学部出のエリート集団の中で、“MOF(財務省)の茂夫”=通称・もふの運命やいかに…!? ●その他の登場人物/加藤よしお(主計局総務課・課長。昼行灯キャラ)、蒲生一穂(主計局総務課・筆頭課長補佐。ゲイキャラ)、ひとみ(バイト。議員の娘。毒舌キャラ)
ワンスアゲン!

ワンスアゲン!

超氷河期の就職戦線から離脱し、5年──。28歳、万年フリーターの藤丸渡に舞い込んだ就職先はなんと、かわいすぎる代議士・原アキラの秘書!これで年収600万円をget……のはずが原アキラと同選挙区には未来の首相候補・和泉昴志郎が…!!アキラの再選をかけ、藤丸のモーレツ秘書生活が始まる!!
プリンシパル 諭吉の学校

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経済界の風雲児にして、「未来の指導者」と謳われる投資会社社長・錦織諭吉には離婚で手放した愛娘・真衣がいた。10年ぶりに偶然、彼女を見つけた彼は、娘の通う緑小が超問題校と知り、突如会社を辞め、緑小校長となる。たった一人の娘の為に…、諭吉の劇的学校改革が幕を開ける…!!
巌流小次郎

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慶長17年4月、舟島において宮本武蔵との決闘に敗れた佐々木小次郎は、記憶を失ったが生きていた!行方不明となった小次郎は幼馴染の上村新吉と共に、二人の故郷、越前浄教幸村へと向かうが、刺客が立ち塞がる。その小次郎の前に、関ヶ原の合戦で西軍につくも敗れ、八丈島に流された大名・宇喜多秀家が現れ、剣の腕を借りたいと…。
蒼き大地ブフ

蒼き大地ブフ

英雄(アブラガ)と呼ばれる父がモンゴルにいることを、母の死の際に初めて知らされた小学生・蒼空武夫。“英雄”とはモンゴル相撲(ブフ)で強い男を指す特別な称号。愛した母が、かつて父に見捨てられたと思い込んだ武夫は、彼を“殴り”に単身モンゴルへ。が、広大な自然に囲まれた蒼き大地には過酷な試練が…。強く生きたいと願う武夫だが!?