あらすじ

金角・銀角大王との血みどろの死闘の後、大都・長安に向かった孫悟空は、唐の帝位を巡る陰謀に巻き込まれました。妖気漂う地下宮殿で、怪少年や妖魔「陰道女」、そして唐王朝の強者たちを相手に悟空が大暴れ!読み出したら止まらない諸星版西遊記、波瀾万丈パラメーターがいよいよ上昇の第3巻でございます。
西遊妖猿伝 大唐篇 1巻

隋末期の中国。花果山の麓に住む孫家の少年は、強大な妖怪・無支奇(むしき)に見込まれて、その称号「斉天大聖」を受け、額に金環を授かります。その時から、彼の運命は戦いと血のるつぼの中に投げ込まれました。少年の名は、悟空――――。2008年秋、モーニングにて漫画界待望の続篇「西域篇」がスタートした血湧き肉躍る諸星版西遊記、第一部であります!

西遊妖猿伝 大唐篇 2巻

白雲洞で斉天玄女・竜児女と暮らしはじめた孫悟空。金角・銀角の山賊兄弟や、唐の李元吉との戦いに巻き込まれていきます。李元吉が村人を拷問するのを見せられた時、悟空の中でついに斉天大聖の力が覚醒。剣を取って唐兵たちをたたき斬りますが、その頃竜児女は銀角の手に落ちておりました。悟空は銀角を倒すことを決め、ついに白雲洞の岩に付き立った謎の武器・金箍棒(きんこぼう)を手に取ります!

西遊妖猿伝 大唐篇 3巻

金角・銀角大王との血みどろの死闘の後、大都・長安に向かった孫悟空は、唐の帝位を巡る陰謀に巻き込まれました。妖気漂う地下宮殿で、怪少年や妖魔「陰道女」、そして唐王朝の強者たちを相手に悟空が大暴れ!読み出したら止まらない諸星版西遊記、波瀾万丈パラメーターがいよいよ上昇の第3巻でございます。

西遊妖猿伝 大唐篇(4)

旅の途中、父の行方を捜す若者と出会った孫悟空。二人で訪れた盤糸嶺(ばんしれい)で、虫使いの少女7人に迎えられます。彼女たちの師・蝗婆々(こうばば)の持つ呪具・紫金鈴は、ムカデを操る道士「百眼道人」に狙われていました。やがて虫使い同士の仁義なき呪術戦争が勃発!一方、悟空と奇縁で結ばれた僧・玄奘は、ついに天竺へと旅立ちます。猪八戒も初お目見えし、ますます目が離せない諸星版西遊記、第4巻であります!

西遊妖猿伝 大唐篇(5)

イナゴの大群を操る呪具・紫金鈴をくすねた流れ者の破戒僧・猪八戒は、成り行きで玄奘のお伴をする羽目になります。紫金鈴を取り戻すべく、八戒を追う孫悟空と男装の美少女・巽二娘。そして悟空を付け狙う刺客・黄袍や妖人・通臂公らも絡みまして、珍事件や怪事件続発の旅路が始まります。

西遊妖猿伝 大唐篇(6)

天竺を目指すというその途方もない志に惹かれ、僧・玄奘の跡を追う孫悟空。旅芸人の一座と道連れになった折、行きがかりで大盗賊・黄風大王の息子である小旋風を捕えました。その後、小旋風は混乱の中で命を落とし、息子を殺したのは悟空と信じる大王は、玄奘や芸人たちを人質に悟空を呼び出します。黄砂舞う山中で、1対500の余りにも無謀な決闘の火ぶたが切られました――。

西遊妖猿伝 大唐篇(7)

赤子の姿をした霊芝「人参果」に隠された秘密。人参果の持ち主、強敵・与世同君の繰り出す千変万化の幻術を、悟空は打ち破れるのでしょうか?悟空を執拗に追いつづける刺客・黄袍や玄奘をつけ狙う紅孩児らも入り交じり、危機また危機、戦いまた戦いの第7巻。巻末には、諸星大二郎×藤田和日郎のスペシャル対談(前編)を収録。「怪」と「活劇」を描き続ける二人が、『妖猿伝』を、漫画を語りつくします!

西遊妖猿伝 大唐篇(8)

河西回廊の甘州までたどり着いた玄奘と悟空は、一升金(いっしょうきん)という少女の家に宿をとることに。これが女難の連鎖の始まりでした。廃墟に潜む妖怪・白骨夫人、快楽殺人者のごとき女盗賊・羅刹女…続々と現れる恐ろしい女たち。そして一升金の周囲には、なぜか巫蠱(ふこ)の呪術師の気配が立ち込めて…。巻末には諸星大二郎×藤田和日郎のスペシャル対談(後編)を収録。いよいよ話は、それぞれの創作活動の深奥に及びます!

西遊妖猿伝 大唐篇(9)

次々と現れる巫蠱(ふこ)使いの呪術師たち。悟空を“兄さん”と慕う美少女・一升金(いっしょうきん)の真の目論見は?そして悟空との決着を熱望する紅孩児(こうがいじ)は「火輪車」を駆り、悟空と玄奘の行く手に立ちふさがります。一方、唐の刺客・黄袍(こうほう)もまた、悟空を仕留めるべく入念な罠を…一難去ってまた一難、強敵続出の第9巻であります。

西遊妖猿伝 大唐篇(10)

無気味にうごめく妖虫・金蚕蠱(きんさんこ)。襲い来る巫蠱(ふこ)使いの呪術師。そしてまたしても現れた女盗賊・羅刹女(らせつにょ)!悟空の金箍棒(きんこぼう)に休息はありません。そして恵岸行者と妖人・通臂公(つうひこう)の争いも、ついに最後の局面を迎え…。「大唐篇」の物語は、フルスロットルのまま最終ページまで疾走を続けます!!