あらすじ

異才、冲方丁(うぶかたとう)初の時代小説にして、数々の賞を受賞したベストセラーを実力派絵師・槇(まき)えびしが爽快に描く新感覚時代漫画!算術の達人、関に誤問を出してしまった春海は傷心のまま“北極出地”へと旅立つ。だが観測隊を率いる建部と伊藤という、算術を愛する2人の老人に出会ったことがこの旅を幸福なものに変えてゆく――。映画も今秋公開、天文イヤーに放つ第3巻!
天地明察 1巻

冲方丁の本屋大賞受賞作を完全漫画化!!!日本独自の暦作りに邁進した男の七転八起の人生譚!!――幕府の碁打ち、二代目安井算哲(やすい・さんてつ)こと渋川春海(しぶかわ・はるみ)は、碁の名門四家の一員でありながら真剣勝負の許されないお城碁の現状に飽きており、趣味の算術や天文観測に没頭する始末。そんな時、算術絵馬が奉納されている神社に出かけ……算術の達人「関(せき)」によって、春海の退屈な日常が打ち破られる……!

天地明察 2巻

異才・冲方丁、初の時代小説にして数々の賞を受賞したベストセラーをマンガ化!――関孝和(せき・たかかず)との真剣勝負を熱望する渋川春海(しぶかわ・はるみ)は、老中・酒井(さかい)に全国各地の北極星を観測する「北極出地」を命じられる。出立まで二カ月もない中、なんとか関への設問を完成させた春海は礒村(いそむら)塾にそれを貼り出すが、意外な結末が待っていた……!春海の人生が大きく動き出す!!

天地明察(3)

異才、冲方丁(うぶかたとう)初の時代小説にして、数々の賞を受賞したベストセラーを実力派絵師・槇(まき)えびしが爽快に描く新感覚時代漫画!算術の達人、関に誤問を出してしまった春海は傷心のまま“北極出地”へと旅立つ。だが観測隊を率いる建部と伊藤という、算術を愛する2人の老人に出会ったことがこの旅を幸福なものに変えてゆく――。映画も今秋公開、天文イヤーに放つ第3巻!

天地明察(4)

異才・冲方丁初の時代小説にして、数々の賞を受賞し映画化もされたベストセラーを実力派絵師・槇えびしが爽快に描く新感覚時代漫画!日本各地の北極星の高度を観測する“北極出地”の旅で建部・伊藤二人の老人からそれぞれの大願を託された渋川春海は、その実現を誓って江戸に帰還する。道中培った算術で達人・関孝和へ再挑戦すべく、苦い思い出の場所・礒村塾へ向かうが……。旅の成果が試される!!

天地明察(5)

京で新妻との穏やかな新生活を送る春海(はるみ)に届いた、関孝和(せき・たかかず)の衝撃的な稿本。江戸では、義兄・算知(さんち)と本因坊道悦(ほんいんぼう・どうえつ)との勝負碁も決定。道策(どうさく)との真剣勝負も近いと見えた矢先、立て続けに幕府の大物から呼び出された春海は、ある重大な役目を担う事となる……。日本独自の暦を作った男・渋川(しぶかわ)春海、その生涯を懸ける大事業に着手!!

天地明察(6)

日本独自の暦を作った男、渋川春海(しぶかわ・はるみ)の挫折と奮起の物語!ついに始まった改暦事業。山崎闇斎(やまざき・あんさい)、安藤有益(あんどう・ゆうえき)らに囲まれた充実の日々、そして不測の事態。だが春海の研鑽は止むことはない。己の想いと、己に託された数々の人々の想いを叶えるために。そして託された想いが今、一つ現実となる──。

天地明察(7)

異才・冲方丁初の時代小説にして、数々の賞を受賞し映画化もされたベストセラーを実力派絵師・槇えびしが爽快に描く新感覚時代漫画!改暦事業は一度頓挫したものの、研鑽を重ね着々と成果を挙げる渋川春海。だが立て続けに大事な人を失ってしまう。悲しみの底にある春海は立ち直れるのか!?そして改暦事業の行く末は!?人生の喜怒哀楽が流転する!!

天地明察(8)

改暦を懸けた「三暦合戦」。渋川春海(しぶかわ・はるみ)の推す授時暦は、最後の勝負で予報に失敗した。これで事業は頓挫、春海は絶望の底に追い込まれた。無為の日々を過ごす春海に、あの関孝和(せき・たかかず)が名指しで設問したとの報せが。尊敬する関の設問を見た春海は、その意図を知り彼の自宅を訪ねるが……!? 絶望から再起へ、感情は膨らみ爆発する! 名場面満載!!

天地明察(9)

授時暦の誤謬を解き明かした渋川春海(しぶかわ・はるみ)は、改暦の実現へ再度動き始めた。だが改暦にはさまざまな難関が待ち構えている。己に託された人々の思いに応えるため、春海が打つ妙手とは? 冲方丁原作・新感覚時代漫画、堂々完結!!