あらすじ

峠の駐車場に集まる、いつものドライバーと車たち。その車たち同士が、何やら語り合っていた。やたらシールを貼られているS13、しょっちゅう色を塗り替えられ今回はとうとうピンクにされてしまった老トレノ、スポイラーが割れまくりのスープラ、至るところがボロボロのセブン…。
オーバーレブ! 1巻

有望な陸上選手だったが、怪我をして陸上への思いを断念せざるを得なかった涼子。ある日、徹に連れられて横浜に行った涼子は、そこでドリフトの練習をしていた佐和子に出会う。「走り」に魅力を感じる涼子は、免許を持っていないにも関わらず、佐和子のシルビアで「走り」を練習するのだが…。

オーバーレブ! 2巻

シビックの女とシルビアの佐和子のバトルは、シビックの方が優勢である。そのとき佐和子のポケベルに「ドリグリ」の文字が。感を取り戻した佐和子は、シビックの女と互角の争いをするが対向車がやってくる。先に気付いたシビックの女は、バトルに負けてしまう。

オーバーレブ! 3巻

佐和子の家を飛び出した涼子は、MR2を買ったあの解体屋に迷い込んでいた。そこで赤岡の言われるがままにタイヤ泥棒を追うことになり、これがあとあと噂を生むことになる。職を求めていた涼子は、この解体屋で働くことになり、車好きの連中がいるアパートで一人暮しを始める。

オーバーレブ!(4)

峠の走り屋の間では「音速の美少女」伝説がますます盛り上がっており、「音速の美少女」に間違われた佐和子とアイカも本物探しを始める。早朝のモヤの中、アイカは見たことのない車を見かけ追いかける。車に乗っていたのはお嬢様ふうの女で…。

オーバーレブ!(5)

「音速の美少女」とのバトルにボロ負けし、あげくに愛車・MR2を壊してしまった諒子。自分の手でMR2を直そうとする涼子は、仲間に励まされ助けられながらエンジンを積み換える。今まで以上に車のことを好きになった涼子の「走り」はどう変わっていくのか…。

オーバーレブ!(6)

サーキットで走ることを目標としている女の子チーム「リプリー」と、横山峠でのバトルの日が遂にやって来た!「リプリー」からの提案でタイムアタック方式で勝負することになったが、これがデビュー戦となる涼子の不安は募るばかり。そんな中、いよいよ第1走の沙璃VS馨のバトルがスタートする!

オーバーレブ!(7)

涼子は初めてのバトルで勝利をものにした。レースの感想を聞かれ「最初は緊張したけれど、バトルを楽しめた」と答える涼子をみて、アイカは彼女に走り屋としての資質があることを感じる。いよいよバトルの最終戦、アイカと「リプリー」のリーダー・是石真由美との勝負が始まった!

オーバーレブ!(8)

涼子は、佐和子とアイカとともに犬鳴峠に走りにでかけた。この峠には交通事故で亡くなった有名な走り屋の幽霊がでる、という噂があり佐和子とアイカは怖がっていた。しかし、その噂を知らない涼子は車の故障で2人からはぐれてしまう。そこに車のメカに詳しい男が現れるのだが…。

オーバーレブ!(9)

涼子の幼なじみトオルはなんとか涼子をデートに誘うことに成功したものの、弾丸と勉がついて来てデートどころではなくなってしまった。なんとか涼子と2人きりになりたいと考えていた3人は、ツーショットの権利を賭けてスリックカートで勝負することになった。

オーバーレブ!(10)

走行会に出場した涼子たち。佐和子が得意のドリフトで攻めていると、「アクロバット」というチームの車がちょっかいを出してくる。そのマナーの悪さに頭に来た佐和子は、逆にそのドライバーを翻弄する。ドリフトに失敗したアクロバットのドライバーは、車をスピンさせてしまい…。

オーバーレブ!(11)

「第5回ドリフト王コンテスト」の前日、涼子の家にトオルたちがやって来た。トオルたちから“みんなでお金を出し合って買った”というタイヤをプレゼントされた涼子は、彼らに「明日は一所懸命走る」と約束する。しかし、みんなから応援されてプレッシャーを感じてしまったのか…。

オーバーレブ!(12)

名うてのドリフターが多数参加していながらも、「第5回ドリフト王コンテスト」の決勝に進出した涼子と佐和子。決勝は午後1時から始まるため、昼食を取ることにした涼子たちだが、佐和子は緊張しているせいか食欲がない様子。心配する涼子たちだったが…。

オーバーレブ!(13)

峠でバトルをすることになったアイカと佐和子。自信満々で望んだ佐和子だったが、途中でいつものような走りができないこに気付く。その原因がわかった佐和子だが、その時には、ゴールまでの距離はもうあとわずかしかなかった。この勝負の行方は…。

オーバーレブ!(14)

父親からクルマをやめるよう命じられた沙璃。だが諦めきれずに、深夜こっそり工場へ忍び込んだ。するとそこには、解体された愛車・プジョーが。絶句し、その場に立ち尽くす沙璃。数日後、車両を買い戻そうと決心し、再び工場へやって来た沙璃は、ピカピカのプジョーを目にした。

オーバーレブ!(15)

雨の中、峠で吉永に勝負を挑んだ勉。涼子を好きな勉は、涼子に惚れられている吉永に意地でも負けるわけにはいかない。勉が先を行く1本目、吉永は何も仕掛けてこなかった。そして、吉永が先行する2本目が始まる。本気を出した吉永に勉は完敗して…。

オーバーレブ!(16)

カンナにおびき出されたような形で、烏沢峠へ来てしまった涼子。そこにはカンナの取り巻きの男たちが集まっていて、涼子はすっかり悪役に仕立て上げられていた。そして涼子は、そんな気はなかったのに、カンナのスカイラインと峠のバトルをするハメになってしまう。

オーバーレブ!(17)

烏沢峠で行われている、涼子とカンナの再戦。あくまでもMR2に固執する涼子は、カンナのスカイラインに比べると明らかにパワーが劣るのはわかっていながら、あえて自分の愛車で挑戦する。秀明から受けたアドバイスを生かし、コーナーで攻める涼子は…。

オーバーレブ!(18)

同一車種で日本一早いのは誰かを競う「THETAIMANBATTLE~シビック/CR-Xクラス」に出場し、まずはタイムアタック予選に挑んだアイカ。全国から集結したドライバーの中から、決勝トーナメントに出場できるのはわずか16人だけだ。

オーバーレブ!(19)

「THETAIMANBATTLE~シビック/CR-Xクラス」2回戦。アイカのEG6と村越のEF8は、最終コーナー出口で激しく接触。アイカはなんとかフィニッシュしベスト4進出を決めるが、車体のフロントに激しいダメージを受けてしまった。

オーバーレブ!(20)

峠の駐車場に集まる、いつものドライバーと車たち。その車たち同士が、何やら語り合っていた。やたらシールを貼られているS13、しょっちゅう色を塗り替えられ今回はとうとうピンクにされてしまった老トレノ、スポイラーが割れまくりのスープラ、至るところがボロボロのセブン…。

オーバーレブ!(21)

かつて横山峠でならしたベテラン3人組「黒い三連星」の面々にしごかれた弾丸は、佐和子と対決。いつもと雰囲気の違う弾丸を見て、佐和子は警戒する。だが、走りっぷりは相変わらずの“ケツ振りダンス”なので、佐和子は一瞬気を緩めるが…。

オーバーレブ!(22)

キザな学生ばかりのドラッグレースサークル「Bullet」と対決することになった涼子たち。まずは佐和子が仁と対戦する。仁のフェラーリに対し、佐和子はシルビア。ゼロヨン区間では、圧倒的な馬力の差は埋められない。だが、佐和子は無謀とも言えるいつもの強気なレース運びで、互角の勝負を展開する。

オーバーレブ!(23)

ドラッグレースサークル「Bullet」と涼子たちの決闘も、いよいよ最後の対決となった。グリフィスに乗る悠斗を迎え撃つのは、MR2の涼子。グリフィスは、イギリスのスポーツカーメーカー・TVRが誇る名車だ。フロントミッドシップにエンジンを搭載し、最高出力はカレラ4を凌ぐ。

オーバーレブ!(24)

横山峠で繰り広げられている、涼子と佐和子のバトル。佐和子が先行するが、峠を知りつくす涼子は自信を持ってその後を追っていた。プライドにかけて絶対に負けるわけにはいかないと、さらにスピードを上げる佐和子。だがその直後、佐和子のS14がコーナーにできた水たまりにタイヤを取られ、激しくスリップ!

オーバーレブ!(25)

横山峠から走り屋が締め出されて以来、走る場所を失って不満が募っていた涼子。そこで彼女はなみへ~に、走り屋チーム「BOOM」が普段使っている九龍寺(くりゅうじ)という峠道に連れていってくれるよう頼んだ。九龍寺は横山峠と比べてはるかに道幅が狭く、かなりのテクを要するコースだ。

オーバーレブ!(26)

「JERRY'S」の通称・黄ネズミとのバトルで先行を許した涼子は、後ろにつきながらアタックを仕掛けられる場所を慎重に探していた。冷静に観察するうち黄ネズミの「致命的な弱点」を見抜いた涼子だが、はたして、狭い九龍寺の道に抜き返すポイントはあるのだろうか…。

オーバーレブ!(27)

九龍寺での孔太と涼子のバトルは折り返しを越え、終盤に向かっていた。速く走ることを自分の“哲学”と言い切る孔太が魅せる、スピン寸前の鋭いコーナリング!そして、孔太に喰らいつく様に追う涼子。2人の熱いバトルは、冷めかけていた九龍寺の走り屋たちの心に炎を灯していくのだった…。

オーバーレブ!(28)

夜の六甲で、求愛してくる八十と真っ向勝負をする涼子。馬力的には明らかに格上のチェイサーを相手に、涼子のMR2はどこまで食い下がっていけるのか!?涼子の心に自分の存在を残すため、必死の構えで攻め込んでくる八十。相手の車重の重さを見越し、タイトに攻め込む涼子。

オーバーレブ!(29)

戸叶の操るモンスターマシンGT-Rを相手に、万島のコースを4区間に分け、リレー形式でバトルすることになった涼子たち。2区のアイカが1秒差に迫り、いよいよ涼子の元にバトンが渡った!走行前、涼子は峠の下りがGT-Rに唯一付け入るスポットだとアイカから助言されるが…。

オーバーレブ!(30)

軽トラに乗った2人組が、あちこちの峠で賭けバトルを挑んでは、やみくもに金を巻き上げている!彼らに挑戦するべく、八十の軽トラをチューンすることにした涼子たち。だが、天才メカニック・堤に頼んで、金をかけたチューンができる2人組に対し、涼子たちにはそんな余裕はない。