あらすじ

つとめの三カ条―― 一、盗まれて難儀する者へは手を出すまじきこと 一、つとめをするとき人を殺傷せぬこと 一、女を手ごめにせぬこと 「本格」として三つの掟を守って暗躍する怪盗・雲霧一味に狙われた者はただ立ち尽くすのみ! 他の凶賊とは一線を画する盗みの手練手管とは……!?
雲霧仁左衛門 1巻

つとめの三カ条―― 一、盗まれて難儀する者へは手を出すまじきこと 一、つとめをするとき人を殺傷せぬこと 一、女を手ごめにせぬこと 「本格」として三つの掟を守って暗躍する怪盗・雲霧一味に狙われた者はただ立ち尽くすのみ! 他の凶賊とは一線を画する盗みの手練手管とは……!?

雲霧仁左衛門 2巻

天下の大盗賊と火付盗賊改方の攻防を描く圧巻の本格時代劇! 享保の世、江戸に暗躍する大盗賊がいた。その名は雲霧仁左衛門。銀の群雲をあしらった墨染めの羽織を翻し、犯さず、殺さず、弱き者からは奪わず…… 他の凶賊とは一線を画す見事な仕事ぶりで、江戸から関東、さらには東海道へと勢力を拡大していく。神出鬼没・縦横無人なその手口に打つ手がない火付盗賊改方だったが、新たに長官に就任した安部式部の辣腕は凄まじく…… 池波正太郎の大人気作を時代劇画の名手が完全劇画化! 刮目の最新刊!!

雲霧仁左衛門 3巻

享保の世、江戸に暗躍する大盗賊がいた。その名は雲霧仁左衛門。犯さず、殺さず、弱き者から奪わず……「盗めの三カ条」を絶対の掟とする一党の見事な仕事ぶりに民衆は喝采を送り、公儀は歯噛みしたという―― 稀代の盗賊の生き様を描く池波正太郎の代表作を完全劇画化!! 世代を超えて語り継がれる時代劇の美と心意気がここに――

雲霧仁左衛門 4巻

犯さず、殺さず、弱き者から奪わず。「盗(つと)めの三カ条」を絶対の掟とし、民衆から喝采を浴びた大盗賊がいた―― 尾張・名古屋の大店「好蘭堂」を狙う雲霧一党。“仕込み”が着実に進む一方で、新たに加わった三坪の伝次郎と千代との不和が一党の結束にかすかな綻びをもたらす。そして火盗改メの密偵となった“裏切り者”留次郎をめぐる追跡劇が「絶対の掟」を揺るがしかねない危険な状況を呼び込み……物語の「核心」に通じる新章開幕!

雲霧仁左衛門 5巻

木鼠の吉五郎の命により、盗賊・駒寺の利吉を捕らえるべく奔走する因果小僧六之助。ついに利吉に到達するも、突如現れた謎の男の介入により事態は思わぬ展開を見せる。そして同心・高瀬が入手した情報を端緒に、火付盗賊改方は雲霧仁左衛門一党捕縛の“極秘計画”を立案。いよいよ決行の時が訪れる──。

雲霧仁左衛門 6巻

崗田屋愉一が開拓する、時代劇画の新時代。一刀流の剣客・関口雄介は、とある偶然をきっかけに雲霧一党の名古屋での盗人宿を突き止める。情報提供を受けた安部式部は、ただちに火盗改メの精鋭を名古屋へ派遣。一方、仁左衛門も盗人宿を探る関口の存在を把握し動き出す。そして、状況にさらなる混乱をもたらす者が現れる。天下の大盗賊・雲霧仁左衛門一党と特別警察・火付盗賊改方の熾烈な攻防。池波正太郎の傑作小説を時代劇画の名手がコミカライズ!

雲霧仁左衛門 7巻

暁一党の小頭・櫓の福右衛門の金と暴力に屈服した山猫の三次。雲霧一党を裏切り情報を漏洩する彼に、福右衛門は〈お礼〉を用意していた。松屋での盗みの決行が迫る中、仁左衛門と小頭の吉五郎は、多度の盗人宿の一室で差し向かい話し込む。そして、仁左衛門が秘めていた深謀がついに明かされる。天下の大盗賊・雲霧仁左衛門一党と特別警察・火付盗賊改方の熾烈なる攻防。池波正太郎の傑作小説を時代劇画の名手がコミカライズ!