あらすじ

あの『サラリーマン金太郎』が帰ってきた!!“ニッポンサラリーマン”矢島金太郎が転職した先は、グローバルにビジネスを展開する外資系投資銀行・インターナショナルバンク(INB)日本支社。INBの会長を務めるのが自らの親族、グレート・モーガンであることはおろか、外資系銀行がどんな仕事をするのかすら知らず、面白そうという理由で面接を受ける。INB日本支社CEOを務める田崎紘一は、金太郎の脳が運動神経でできていることを察知し採用を決めるが……。「サラリーマンとして、ありとあらゆる仕事をしてみたい」と言う金太郎は、はたして外国為替ディーラーとしてどんな活躍を見せるのか!?
サラリーマン金太郎 マネーウォーズ編 プロローグ

あの『サラリーマン金太郎』が帰ってきた!!“ニッポンサラリーマン”矢島金太郎が転職した先は、グローバルにビジネスを展開する外資系投資銀行・インターナショナルバンク(INB)日本支社。INBの会長を務めるのが自らの親族、グレート・モーガンであることはおろか、外資系銀行がどんな仕事をするのかすら知らず、面白そうという理由で面接を受ける。INB日本支社CEOを務める田崎紘一は、金太郎の脳が運動神経でできていることを察知し採用を決めるが……。「サラリーマンとして、ありとあらゆる仕事をしてみたい」と言う金太郎は、はたして外国為替ディーラーとしてどんな活躍を見せるのか!?

サラリーマン金太郎 マネーウォーズ編 1巻

ナビリアを舞台にしたギラの売買で巨大ヘッジファンドの大物、ジョー・ロスとの大勝負を制した金太郎。その報酬に巨額のボーナスを取得したものの、“何も生み出さず、何も残さない”仕事に疑問を感じ、サラリーマンとしての道を見失う。ヤマト建設の神永宏専務の葬儀に出席し、そこで懐かしい仲間と顔を合わせた金太郎だったが「矢島金太郎なんて人間は…今のヤマトに必要ねえな…」と言う伊郷龍造の言葉に自分の進むべき道を見出し、インターナショナルバンク(INB)日本支社にサラリーマンとして復帰する。そしてファンドマネージャーとして、投資家から集めた資金を運用する仕事に取り組むが……。マネーウォーズ編、ついに開幕!!

サラリーマン金太郎 マネーウォーズ編 2巻

金太郎ファンドは順調にTOB(株式公開買い付け)を行い、ついにテレビ局JTV社の発行済み株式を議決権ベースで48%まで取得する。さらに買い進めることをJTV社の経営陣を前に宣言するが、暴力団のトップに君臨する山王会・本城勝総裁との会談で、金太郎の取得した株式をJTV社以外の他のすべてのテレビ局に同じ数取得させることで折り合いをつける。そのためJTV社は、スポンサーをつけず自社負担でニュース番組を製作するなど、テレビ局が本来あるべき権威ある番組作りを取り戻す。しかし、矢島金太郎ファンドは電波法違反の罪に問われ、警視庁捜査第2課による強制捜査を受ける!!

サラリーマン金太郎 マネーウォーズ編 3巻

日本国債の大暴落!!このショッキングな事件を仕掛けたのは、巨大ヘッジファンドのボス、ジョー・ロスその人だった。グローバル化する世界経済の波に飲まれ、国家破綻の危機が現実味を増す中、金太郎は中東・ナビリアへと向かう!!ハッサン国王以下、サウジアラバイ共和国・石油相ハマン・シャヒル・ハマド、サマート王国元首ムハマド・ムスタファン、ガターロ王国シャー・アブダラ王子など中東を代表する国家の首脳達を前に、金太郎は“一兆ドルの投資”を願い出るが……。世界を巻き込んだマネーウォーズは、はたしてどのような決着を迎えるのか!?

サラリーマン金太郎 マネーウォーズ編 4巻

世界を巻き込んだジョー・ロスとの熾烈な“マネーウォーズ”に勝利した金太郎は、金太郎ファンドを解散し、インターナショナルバンク(INB)に辞表を提出する。町村合併で大北町となった地元に戻った金太郎は、大北町長・今井源次の特別補佐官として、給料15万円、町が稼ぎ出した純利益の10%をボーナスにサラリーマンとして復帰する。過疎化が進み、事実上財政破綻した地方自治体を再建するべく奮闘するが……。グローバル化する世界経済と、困窮する日本の地方財政をコインの裏表として描く本宮ひろ志の意欲作がここに結実。日本の行く末を見据えた結末を見逃すな!!