あらすじ(デジタル限定カラー版!)依鈴に会いに行った透は、そこで改めて一番大切な人は夾だと気付く。そしてその想いを相手に伝えることを決意するが――!? 一方、十二支の呪いがまたひとつ途絶えた! もう自らの力が及ばない事を悟った慊人の心は、徐々に闇に蝕まれていって――!?
草摩家にまつわる呪いの話が主軸となっているがオカルト一辺倒ではなく、主人公の女子高生・本田透が登場人物をことごとく救っていく話。人にはそれぞれ事情があり、それぞれの抱える悩みをまるごと受け入れようとする透には、登場人物のみならず読者までもが救われ、癒やされる。聖人のような透にも、暗い感情やたった一人を想う気持ちがあるというのもまた一興。