作品情報著者雨がっぱ少女群arrow_forward_ios巻数1巻arrow_forward_iosカテゴリ青年マンガarrow_forward_ios出版社竹書房arrow_forward_iosレーベルその他arrow_forward_ios
『麻衣の虫ぐらし』本編に未収録の、4話の短編集だか、テーマがなんとなく一貫している。本当に小さな、すこしふしぎ(SF)である。虫がたかる気味の悪さ、夢の世界、プチ時間跳躍など、虚実ないまぜな物語が語られる。 人間の他人の考えも、ましてや虫の考えなんて、分かるはずがない。そういうものに、対話無しで(たとえ嘘でも)触れるには、夢で出会ったり、空想に遊んだりしなければならない。 この作品集は、『麻衣の虫ぐらし』の大筋とは関わらないが、空想や夢から、ヒトや虫の内面に、たまたま触れてしまう物語を集めている。本編よりもちょっと不思議な面白さと切なさに、ぼんやりと浸っていたい掌編集だ。